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古河電工時報 第131号

パッケージ型蓄電システムの開発

可知純夫、渡邊博史、有馬康弘、渡部大介、高際清彦

概要

電力有効利用を実現するための必要最低限の機能をコンテナにワンパッケージで収容した「パッケージ型蓄電システム」を試作し,当社の横浜事業所にて運用試験を開始した。この装置は基本的な機能を一括で収容しているため,出荷時に基本的なシステム試験を実施することで品質を確保
できると同時に現地工事の負担を軽減できる。安価な海上コンテナを用いた筺体を用いて日本国内の通常の温度環境で運用可能との見通しを得た。「パッケージ型蓄電システム」は多機能であり,停電時には最低限の電力設備の運用を維持する緊急電源として動作し,平常時には電力ピークの削減や夜間電力の貯蔵が可能で,太陽光発電パネルと直流で連携してその変動の吸収及び余剰電力を蓄電池に充電する機能をワンパッケージで組み込んでいる。


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