5.こんなことできる?

    通信が終わってからISDN回線を切断するまでの時間は変更できないのですか? 

    変更可能です。
    変更方法は以下をご覧下さい。   

    ●WEBブラウザで変更(MUCHO-E/EX/EV) 「ルータの便利な設定」→「ISDN回線接続先の登録」→「接続時の無通信監視: しない する(無通信が秒続くと回線を切る) 」で変更します。

    ●設定ユーティリティで変更(MUCHO-ST/TL/TL-DSU/PS)
    (MUCHO-ST/PSの場合はV02.06以降,MUCHO-TL/TL-DSUの場合は初版で対応)

    「拡張設定」→「ISDN関連の設定」→「ISDNその他」で変更します。

    ●コマンドで変更
    MUCHOのコンフィグレーションモードで次のように設定変更します。

    conf#isdn -1 idletimer=120 ←ISDN#1を切断タイマを120秒に設定しました。
                                 (設定範囲は0〜3600秒です)
    

    注意事項:

    1. 無通信監視タイマに値0を設定(idletimer=0)した場合は,無通信監視を行なわない事を意味し,自動では回線切断されません。 この場合,回線切断はtelnetまたはコンソール(RS-232C経由)でMUCHOにログインし「disconnect」コマンドを利用して下さい。
    2. idletimer=1 等の短い時間を設定すると,中継データの発生の仕方によっては回線の接続/切断が頻繁に発生し,課金が高くつく事もあります。

    MUCHOに複数プロバイダを設定することはできますか?

    できます。
    最大4件まで設定することができます。 ただし,自動でプロバイダを切り替えて接続するような使い方はできません。
    PCから接続を切り替えて使うための,便利なソフトウェア
    MUCHOコントローラがありますので,是非ご活用下さい。

    どのような種類のlogがとれますか?

    一般的なエラーを示すエラーログ,回線に関するラインログ,重度障害が発生した際のトラップログがあります。
    elogコマンドでは,「通し番号,装置稼働時間,タスクID,ログID,エラーコード,ログメッセージ」が表示されます。
    llogコマンドでは,「通し番号,装置稼働時間,回線種別,エラーコード,ログメッセージ」が表示されます。
    tlogコマンドでは,「通し番号,装置稼働時間,タスクID,ログID,エラーコード,ログメッセージ」が表示されます。

    これ以外に,以下のコマンドで簡単な情報を得ることができます。

    ラインログで表示されるエラーコードの一覧表はありますか?

    こちら(箇条書き)もしくは,こちら(コマンドリファレンス内)をご覧ください。

    端末型ダイヤルアップ接続にてプロバイダと接続する場合に,最大10台のPCがプロバイダーA,最大10台のPCがプロバイダーBへそれぞれ端末型ダイヤルアップで同時接続出来るか(最大計20台)?

    出来ません。
    ダイヤルアップ先のプロバイダは1つだけになります。例えばインターネット接続でアメリカのWWWサーバを検索するような場合,複数プロバイダがあっても端末型ダイヤルアップの場合はどちらが近い等の判定をルータはできません(センタからルーティング情報の広告がないため)。そのためデフォルトルートの宛先である1プロバイダに必ずアクセスすることになります。
    なおPCの数を最大10台等に制限することは,PCのIPアドレスを使用したフィルタリング等の設定で可能です。
    またイントラネットの形態で,2Bを別々の対地と接続するような場合では,MUCHOに中継先のスタティックルートを登録することで,データを最適な宛先に中継する(宛先によって発呼相手を変える)ことが可能です。この場合は,端末と中継先の組み合わせによるデータのフィルタリングが可能です。

    NATを使用してDNSをLAN側におきたいのですが?

    DNSをLAN側におく場合には,外向きのDNSと内向きのDNSが必要となり,NATスタティックテーブルに外向きDNSのアドレスを登録しておく必要があります。
    この時,LAN上の端末から,外向きサーバのグローバルアドレス宛の通信は行うことができません。

    MUCHOの設定をFTPでputできるのですか?

    できます。
    例えば,拠点側にたくさんのMUCHOをおく場合,同じ設定で一部(LAN側のIPアドレスやISDN番号など)しか違わない時に,FTPで設定をputし,コマンドで一部を変更することで,非常に早く正確に設定を行うことができます。

    方法

    1. まず一台はコマンドもしくはユーティリティで設定します。
    2. そのMUCHOにFTPでログインします。
      • HOST:MUCHOのIPアドレス(工場出荷時は192.52.150.1)
      • UserID:root
      • Password:MUCHOのコンフィグレーションパスワード
      • Directory:特に指定なし
    3. バイナリモードで,設定情報をローカルにgetします。
      機種設定情報の名称
      MUCHO-E「ECONF」
      MUCHO-EX 「EXCONF」
      MUCHO-EV 「EVCONF」
      MUCHO-TL/TL-DSU 「TLCONF」
      MUCHO-ST/FR 「STCONF」
      MUCHO-PS 「PSCONF」
    4. FTPからquitします。
    5. 設定を行いたいMUCHOにFTPでログインします。
      • HOST:MUCHOのIPアドレス(工場出荷時は192.52.150.1)
      • UserID:root
      • Password:MUCHOのコンフィグレーションパスワード
      • Directory:特に指定なし
    6. バイナリモードで,設定情報をputします。
      機種設定情報の名称
      MUCHO-E「ECONF」
      MUCHO-EX 「EXCONF」
      MUCHO-EV 「EVCONF」
      MUCHO-TL/TL-DSU 「TLCONF」
      MUCHO-ST/FR 「STCONF」
      MUCHO-PS 「PSCONF」
    7. 一部設定の変更が必要な場合は,FTPからquitし,telnetでMUCHOに入り,コマンドで設定を変更します。

    WindowsNTサーバとWindows95をISDNで接続したい(NTのドメインに接続したい)のですが,ポート番号137-139のフィルタリングをした方がいいのですか?

    MUCHOにフィルタリングの設定をする必要はありません。
    以下の設定で可能です。

    Windows95のコントロールパネル→ネットワーク→ネットワークの設定→TCP/IP
    • WINS設定:「WINSの解決をしない」に設定
    • バインド:Microsoftネットワーククライアントにチェック
    Windows95のコントロールパネル→ネットワーク→ネットワークの設定→Microsoftネットワーククライアント
    • 「Windows NTのドメインにログオンする」にチェック
    • Windows NTドメイン名に,ログオン先のドメイン名を入力
    Windows95のコントロールパネル→ネットワーク→ユーザー情報
    • ワークグループ名に,ログオン先のドメイン名を入力
    • Windows95のlmhostsファイルに以下の記述を追加
      XXX.XXX.XXX.XXX    (Windows NTサーバの名前)  #PRE #DOM:
      (ドメイン名)
      
    ルータでは,フィルタは特に必要がありません。定期パケットは発生しません。

    Windows95のログオン時に,ユーザー名,パスワードおよびドメインを入力する窓が表示されます。通常はパスワードのみ空白です。
    ユーザー名とパスワードは,ドメインに登録されているものを使用してください。ドメインにログオンが成功するはずです。

    制限事項として,ネットワークコンピュータをダブルクリックしても,Windows NTサーバ等接続先LANに設置されているコンピュータのアイコンは表示されません。アクセスする場合には,以下のいずれかのオペレーションが必要です。

    【アクセスの方法】
    1. エクスプローラ→「ツール」メニュー→「ネットワークドライブの割り当て」で,パスの所に共有リソースのフルパスを指定
      (\\(Windows NTサーバの名前)\(共有名))
    2. 「スタート」→「検索」→「他のコンピュータ」で,Windows NTサーバ の名前を入力。

    2.の方がお勧めです。検索結果,Windows NTサーバのアイコンが表示されるはずですので,そのアイコンをデスクトップにドラッグ&ドロップすれば, Windows NTサーバのショートカットをデスクトップ上に作成できます。以後は このショートカットで容易にWindows NTサーバにアクセスできます。

    2.の方法で作成したショートカットを,C:\WINDOWS\NETHOODディレクトリに入れておくと,「ネットワークコンピュータ」アイコンをダブルクリックした時に開くウィンドウの中に表示させることができます。同一LAN上にそのコンピュータが接続されているのと同じ操作環境をお望みならこの方法がお勧めです。

    【lmhostsファイル作成時の注意】
    lmhostsファイルは,デフォルトではSAMという拡張子がつけられて います。使用する時には,この拡張子を外してください。外さない とファイルが読み込まれず,記述した内容が有効になりません。

    なお,Windows NTサーバ以外のリモートコンピュータにアクセスが必要な場合 は,lmhostsファイルに記述する必要があります。

             XXX.XXX.XXX.XXX    (コンピュータの名前)  #PRE
    
    でOKです。

    ファームウェアのバージョンの確認方法を教えてください。

    「hereis」コマンドで表示することができます。
    #hereis
    description: MUCHO-ST A V02.03 1998.01.16 (00:80:bd:0f:0b:df)
    node       :
    manager    :
    location   :
    
    descriptionでは,機器の名称(MUCHO-ST),ハードウェアのバージョン(A),ファームウェアのバージョン(V02.03),ファームウェアが作成された日付(1998.01.16),MACアドレス((00:80:bd:0f:0b:df))を示しています。
    なお,SNMPエージェント機能をサポートしていない機種(MUCHO-TL/TL-DSU/PS)ではnode以降は表示されません。

    パスワードを忘れてしまいました!

    パスワードを忘れてしまった(わからなくなってしまった)場合は,パスワードを初期化して,再度新たにパスワードを設定することになります。
    ただし,MUCHOの機種によって方法が異なりますので,下記を参照してください。
    MUCHO-E/EX/EVの場合 設定を初期化することで,パスワードを消去してください。
    初期化は,装置前面の操作スイッチ「←発歴」ボタンを押しながら電源をOFF/ONし,「デフォルト リセット シュウリョウ」と表示されたらボタンを離します。再度電源をOFF/ONすることによって初期化されます。
    MUCHO-ST/PS/FRの場合
  1. ログインパスワードを忘れてしまった
  2. コンフィグレーションパスワードを忘れてしまった
  3. 両方とも忘れてしまった
  4. MUCHO-TL/TL-DSUの場合 設定を初期化することで,パスワードを消去してください。
    初期化は,装置底面の設定スイッチ「4」をONにして電源をOFF/ONし,再度スイッチ「4」をOFFにして電源をOFF/ONすることによってできます。

    Windows98でインターネットに接続しているのですが,5分おきに回線が接続されているようです。

    Windows Updateで「Windows 重要な更新の通知 1.01」をインストールしていませんか。これを使用していると,5分おきにWindows Updateのページをチェックするようです。時間の間隔やタスクの停止は設定できますが,パソコンを立ち上げなおすとデフォルトに戻ってしまうようです。
    これを利用しないために,「アプリケーションの追加と削除」から「Microsoft Windows Critical Update Notification」を削除してみてください。

    利用可能なRADIUSサーバがあったら教えてください。

    MUCHOのRADIUSクライアント機能の利用が可能であることを確認しているRADIUSサーバには下記のものがあります。
     ・Livingston RADIUS 1.16(Livingston社,UNIX用)
     ・Merit Authentication,Authorization and Accounting Server 3.5.6(Merit社,UNIX用)
     ・Ascend Access Control 1.0A(Ascend社,WindowsNT用)

    ファームのバージョンアップをすると設定内容はクリアされてしまうのですか。

    クリアされることはありません。基本的には設定はそのままで使用できます。

    MUCHO-EでTA機能とルータ機能を同時に使えますか。

    使えます。ただし,注意点がございますので詳細はこちらをご覧下さい。

    1B目は契約番号,2B目はダイヤルイン番号(i・ナンバーの追加番号)を使いたいのですが。

    契約番号で受けるかダイヤルイン番号(追加番号)で受けるかを設定します。
    コマンドの場合は,
    isdnコマンドの「globalnumber」パラメータで変更します。デフォルトは契約番号で着信します。
    WEB設定画面で変更する場合は,「便利な設定」の「ISDN回線の接続について」の「契約番号での着信:する しない 」で行います。

    MUCHO-FRはNATに対応していないのですか。

    MUCHO-FRではNAT+(plus)機能は対応しておりません。MUCHO-E/EX/EVでフレームリレーを利用した場合は,NAT機能およびNATスタティック機能が利用できます(NAT+(plus)機能,NATプラススタティック機能はご利用になれません)。

    MUCHOはPPTPをサポートしていますか。

    サポートしていませんが,中継することは可能です。ただし,NATを使用しているとtcp,udp,icmpのみの通信になりますので中継できません。

    (アナログポート)
    2台の電話を,契約番号で着信する場合とダイヤルイン番号で着信する場合で分けたいのですが。

    電話機もしくはコマンドで次のように設定してください。
      ・契約番号で着信(グローバル着信)させたいTELポートには," 5**# "
      ・ダイヤルインを着信させたいTELポートには," 5**ダイヤルイン番号# "
    " 5**契約番号# " と設定しても契約番号での着信はできません。

    発信者優先着信と着信転送を同時に設定すると着信はどうなりますか。

    発信者番号優先着信と着信転送/コールバック/中継機能の登録が重なった場合は,発信者番号優先着信で着信後,着信転送/コールバック/中継機能を行います。
    よって,発信者番号優先着信と着信転送を同時に設定していると,発信者番号優先着信している相手からの着信も転送されてしまいます。

    発信者番号優先着信;
    特定の相手からの電話をTEL1ポートまたはTEL2ポートに強制的に着信させる機能です。発信者番号優先着信を設定すると,着番号とTELポートに登録したダイヤルイン番号やサブアドレス,また機器種別が不一致でも着信します。また,識別着信の設定によらず着信します。

    認証用にアナログポートにモデムをつないでシリアルにNTサーバを接続することは可能ですか。

    可能です。

    i・ナンバーに対応していますか。

    ファームウェアのバージョンによって対応しております。
    詳しくは
    こちらをご覧下さい。

    INSマジックボックスに対応していますか。

    MUCHOではスティミュラスプロトコル手順に対応しているので,ご利用頂けます。
    INSマジックボックスのサービスに関しては
    NTT東日本のページをご参照下さい。

    キャッチホンの設定はできますか。

    はい,できます。MUCHOのアナログ機能では疑似コールウェイティングの設定をしてください。
    tel1: 通信中着信許可(3*2)
    tel2: 着信禁止(3*0)

    アナログにつないだ電話機でtel1につないだ電話をtel2の電話より優先着信させたいのですが。

    tel1: 着信許可(3*1)
    tel2: 着信許可(3*1)
    としてください。
    MUCHOの液晶画面に料金表示させたくないのですが。

    できません。液晶に表示される料金はNTTの網から通知されてくるものです。

    アナログポートにつなぐ電話は,パルスではだめですか。

    ご利用頂けません。一般のアナログ回線に接続するプッシュ式(トーン;PB)のアナログ通信機器(電話機,FAX等)が接続できます。ダイヤル式(パルス;DP)のアナログ通信機器は使用できません。

    ボイスワープはできますか。

    はい,できます。MUCHOのアナログ機能で着信転送(フリー転送)の設定をしてください。
    2*70: フリー転送禁止
    2*71: フリー転送許可1(転送失敗時,発信者に話中音を流す)
    2*72: フリー転送許可2(転送失敗時,発信者にアナウンスを通知(発信者には通話料がかかります))
    2*73: フリー転送代替着信(転送失敗時,本装置が最初に着信したTELポートに接続されている電話機を呼び出す)

    (AsyncPPP)

    Async接続していますが,自動発呼しません。

    「async」コマンドのモードが「manual」(デフォルト値)になっていませんか。
    conf#async mode=traffc

    シリアルのスピードはどこで変えるのですか。

    「async」コマンドの「speed」パラメータで変更します。
    conf#async speed=57600



FAQメニューに戻る
MUCHOフロントページへ戻る
All Rights Reserved, Copyright(C) FURUKAWA ELECTRIC CO., LTD. 1997

homeHome