「みちてんアシスト」は、現場と事務所の両方で作業を効率化する、現場目線で作り込んだ支援ツールです。
タブレットアプリのAR(拡張現実)機能で点検対象物を簡単に特定し、事前に読み込んだ過去の点検データと比較しながら効率よく点検を実施。撮影した記録写真は点検箇所ごとに自動振り分けが可能で、国土交通省が定めた記録様式のExcel点検表を短時間で簡単に作成できます。

システムを用いた点検の流れ

事務所
準備
- 業務番号の設定
- 過去点検表読み込み
- 特記事項の設定など
現場
- ARで対象施設の特定
- 該当点検表の呼び出し
- 位置情報更新/新規登録
- 全景・基部写真撮影

事務所
整理
- 点検表編集・データ入力
- 地図挿入/更新
現場
- ARで対象施設の特定
- 該当点検表の呼び出し
- 写真撮影(デジカメなど)
- 損傷程度などの記録

事務所
- 点検表編集・データ入力
- 地図挿入/更新
- 写真振り分け・選択
- 点検表の完成 Excel出力
みちてんアシストの特長
事務所
- 点検写真を自動で振り分け
- 一瞬で地図を挿入(国土地理院)
- 国交省の点検記録様式に対応

現場
- AR(拡張現実)機能で対象物を楽に特定
- 正確な位置情報を素早く登録
- タブレットに過去点検表を読み込みペーパーレスで点検実施

みちてんアシストの基本仕様
- 国土交通省の「附属物(標識、照明施設用)点検記録様式」に完全対応
- ポンチ絵挿入、写真帳出力、任意の地図画像取込など、充実した点検表編集機能
- タブレット(iPadOSまたはAndroid OS)に過去点検表を読み込みペーパーレス点検実施
システムの構成

機材仕様
事務所
事務所PC
Microsoft Office 2010 以降
.net Frameworks 4.6.x
Windows 7 以降
インターネット接続環境が必要

現場
タブレット端末
iPadOS 13.0以降
Android 6.0以降
メモリ:2GB以上
ストレージ:16GB以上
ディスプレイ解像度:1280×800以上
センサ:地磁気(電子コンパス)・加速度

GNSS受信機
GISデータ収集用GNSS受信機
(株)ニコン・トリンブル Trimble R1
GNSS :GPS、GLONASS、Galileo、北斗、QZSS
Bluetooth:Class2(10m)

みちてんアシストのタブレット上の画面例


みちてんアシストのご紹介動画
タブレットで簡単!附属物点検支援システム「みちてんアシスト」のご紹介 ショートバージョン(1分32秒)
英語版
Roadside equipment inspection support system: MICHI-TEN ASSIST (full)
Roadside equipment inspection support system: MICHI-TEN ASSIST (short)
導入事例
- 日光市様との官民連携事業にて、市道全域1,450kmを巡回車で走破し、道路標識938基の点検表を全数整備しました。施設種別・測位情報・所在地・全景写真・地図の基本情報が入力された点検表を作成するまでの時間を、「みちてんスナップ」利用と従来の手作業に基づく方法で比較した結果、作業時間が10分の1に大幅短縮される効果が実証されました。
- 宇都宮市様と、「みちてんスナップ」および「みちてんクルーズ」を用いた「道路の小規模附属物の点検業務の効率的な実施に係る実証実験」を実施しました。道路管理者が有す点検作業の知見・ノウハウをもとに主要な市道100kmほどの動画データを解析した結果、国土交通省の小規模附属物点検要領(「点検要領」)が定める「巡視」および「中間点検」の一部に対応できることを確認したほか、「中間点検」の業務量を削減できる可能性も確認しました。今後も道路管理者の課題解決に向けて技術開発を進め、道路維持管理業務の効率化、高度化に貢献してまいります。
- 「みちてんスナップ」道路管理者様及び点検業者様にて全国30件以上の導入実績あり。
- 「みちてんアシスト」点検業者様にて20件以上の導入実績あり。
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