平成26年 社長 柴田光義 年頭所感(社員向け要旨)
〜創業130年を迎え、目標達成へ向けた「挑戦」と「実行」を〜

2014年1月6日

明けましておめでとうございます。世界27か国に広がる古河電工グループの従業員の皆さんが、 毎日一生懸命働きグループに貢献していただいていることに改めて感謝申し上げます。

中期経営計画を発表

世界経済は、EU が相変わらずマイナス成長であり、中国をはじめとする新興国の伸びが鈍ってきてはいますが、それでも、成長地域を訪れてみると、やはりすごい活気や熱気を感じることができました。また、日本では、いわゆるアベノミクス効果により年初から景気が回復基調となり、9月には2020年オリンピック・パラリンピックの開催地が東京に決定するなど、数年ぶりに明るい話題の多い年でした。

そのような中、当社グループは4月に中期経営計画「Furukawa G Plan 2015」を発表しました。何よりもまずグループ一丸となって持続的に成長することを目指したもので、構造改革、グループ・グローバル経営の強化、成長戦略の3項目を掲げました。

気持ちを新たにあらゆることへ「挑戦」

今年2014年は、古河電工の創業130年にあたります。創業者である古河市兵衛さんは、「日本を明るくする」という大義のために、進んだ外国の新しい技術をどんどん取り入れて、外国製にも勝る高品質の銅をつくり、輸出しようとまで考えていたそうです。とても意志が強く、一度決めた大義のために、熱い想いと猛烈な実行力で時代を切り拓いていきました。

市兵衛さんは、周囲の人から古河家の理念を作ろうと言われても、ただ「人を大事にする」「お客様や世の中を大事にする」そして「最新鋭の技術を取り入れる」この3つで十分だと言ったそうです。今に言い換えれば、健康と安全、コンプライアンスを大切にする人を育て、その上で本業によりお客様や社会へ貢献する。そしてこれらを実現するためにはどんなことにも挑戦する、という感じでしょうか。目標達成に向けてあらゆることに挑戦する。現代の私たちは、市兵衛さんの気概を受け継ぎ、さらなる世界への貢献にまい進していきたいと思います。

創業130周年

スピードを上げて主体的に自ら「実行」

今年は、当社グループが将来に向けて持続的に成長し続けるための足元固めをする大変重要な年です。 「どこか他部門が」「誰かが」ではなく、このメッセージを聞いていただいている「世界中のそれぞれの会社が」「それぞれの部門が」「一人ひとりが」目標を達成すること、その積み重ねがグループとしての目標達成に結びつくのだという意識を強く持ってください。そして、とにかく執念を持って徹底して実行してもらいたい。

最後に、皆さんとご家族が健康と安全に充分に留意され、明るく元気に、そして健全に活躍されることを願っています。

以上

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