古河電工と北海道大学が寄附分野を開設
~ 脱炭素社会・循環型社会の実現に向けて連携 ~

2022年8月19日

古河電気工業株式会社
国立大学法人北海道大学

古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区大手町2丁目6番4号、代表取締役社長:小林敬一、以下 古河電工)は、国立大学法人北海道大学(北海道札幌市北区北8条西5丁目、総長:寳金清博、以下 北海道大学)大学院工学研究院に寄附分野(注)を開設しました。

背景

古河電工と北海道大学は、二酸化炭素とメタンをLPガスに変換する触媒技術の開発を2016年より共同で進めています。また、北海道大学が中心となっているロバスト農林⽔産⼯学国際連携研究教育拠点にも古河電工が参画し、様々な研究テーマに取り組んできました。
古河電工は脱炭素社会・循環型社会の実現に貢献する「環境配慮事業の創出」に取り組んでいますが、北海道大学とのこれまでの取り組みの実用化と脱炭素社会・循環型社会の実現に向けて一層連携すべく、本年度より北海道大学に寄附分野を開設する運びとなりました。

本分野の概要

分野名 地域元素資源利活用工学分野
研究目的 地域の元素資源を最大限利活用した脱炭素社会・循環型社会の実現
研究組織 北海道大学 大学院工学研究院 応用化学部門
研究期間 2022年4月1日から2025年3月31日まで

内容

本分野では、地域の元素資源を最大限利活用した脱炭素社会・循環型社会の実現を目指します。例えば、北海道で大量に発生する家畜ふん尿には、炭素や窒素などの有用な元素が多く含まれているものの、十分に活用されていません。当社と北海道大学では、脱炭素社会・循環型社会を実現するためには、こうした未利用元素を活用できる汎用性の高い技術が必要になると考えています。本分野では、各地域が有する様々な未利用元素を活用するための研究開発を進めるとともに、教育・研究指導を通して専門人材の育成にも取り組みます。


(注)寄附分野:奨学を目的とする民間等からの寄附を有効に活用して設置、運営し、教育研究の豊富化、活発化を図る制度。


開設式の様子

左:国立大学法人北海道大学総長 寳金清博
右:古河電気工業株式会社 代表取締役社長 小林敬一

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古河電工グループのSDGsへの取り組み

当社グループは、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に置き、2030年をターゲットとした「古河電工グループ ビジョン2030」を策定して、「地球環境を守り、安全・安心・快適な生活を実現するため、情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る。」に向けた取り組みを進めています。ビジョン2030の達成に向けて、中長期的な企業価値向上を目指すESG経営をOpen,Agile,Innovativeに推進し、SDGsの達成に貢献します。

お問い合わせ先

古河電気工業株式会社
広報部 村越
E-MAIL: fec.pub@furukawaelectric.com

北海道大学大学院工学研究院
特任教授 佐藤功紀(さとう こうき)
E-MAIL: kouki.sato@eng.hokudai.ac.jp

北海道大学社会共創部広報課
E-MAIL: jp-press@general.hokudai.ac.jp

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