光ファイバ・ケーブルのグローバル展開を加速
〜ロシア拠点を増強、アフリカ新拠点の準備を開始〜

2015年5月7日

当社グループでは、高水準が続く光ファイバ・ケーブルの需要に対応するため、ロシアの光ケーブル工場を増強すると共に、新たにアフリカにおける新拠点設立についても準備を開始しました。さらに光ファイバ製造拠点の生産能力アップにも取り組んでおり、今後とも世界的な高速大容量通信の実現に貢献して参ります。

背景

近年、通信トラフィック量の増大と共に世界の光ファイバ・ケーブル需要が高水準で推移しています。これまで市場をけん引してきた中国の伸びが鈍化する一方、今後は中東・アフリカ、インドや東南アジア、南米などの新興国に加えて、米国や欧州などの先進国でも需要が拡大する見通しです。

内容

このたび当社グループは、昨年8月のコロンビア拠点の設立に続き、OFS ロシア(ロシア連邦 ボロネジ市)の光ケーブル生産能力を倍増し、本年3月に開所式を開催しました。今後はEMEA(欧州、中東、アフリカ)地区における需要拡大に対応するため、新たにアフリカでの光ケーブルの生産拠点についても設立準備を進めています。

この他、光ファイバの国際競争力向上のための施策も順次開始しており、三重事業所(三重県亀山市)では生産プロセス改良による20%の能力アップを実現し、米国OFS FITEL(アメリカ合衆国ジョージア州)でも、生産プロセスの改良を進めます。加えてインドBFFO(インド共和国ゴア州)では生産ライン増設によって、能力倍増を実施していくなど、生産性が高く、需要変動に強い最新鋭の光ファイバ工場の実現に取り組んでいきます。

OFS ロシア開所式にて
左から 原田ロシア大使、Alexey Gordeev 州知事、
吉田(古河電工会長)、Timothy Murray(執行役員兼OFS CEO)、Vladislav Kalashnikov(OFS
ロシア社長)