岡野電線株式会社 多点光ファイバ通話装置を開発
~光ファイバで装置間40kmX50台=2,000kmまで接続して通話可能~

2016年2月16日

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古河電工グループの岡野電線株式会社(本社:神奈川県大和市深見西一丁目5番28号、社長 上倉康弘)は、多点光ファイバ通話装置「FT6000」の後継機種として「FT9000」を新たに開発し、販売を開始しました。

「FT9000」は通話音質をさらに改善すると共に、通常電池寿命8時間(非常時スリープモード時は24時間)通話を可能としました。

背景

光通話装置は、両端SCコネクタ付のシングルモード光ファイバを装置に差し込み、電源を入れるだけで2台の装置間で通話ができる製品です。光ファイバの通信工事等において、給電不要で複数拠点での同時通話を実現し、装置間40kmまで電磁ノイズの影響を受けずに通話可能です。

特長

この度のモデルチェンジにより、1)通話音質のさらなる改善、2)接続台数を50台まで増加、3)サイズ125x65x110mmとし容量1.5Lから0.9Lに小型化、4)重量は1.5kgから0.9kgへ軽量化、5)ワイヤレスヘッドセットとの接続、6)単2乾電池4本で8時間(非常時スリープモードは24時間)稼働、7)AC100~240Vも使用可能、また市販の5V_USBコネクタ付携帯用バッテリーも使用可能、8)筐体保護のため外側にシリコンプロテクタの採用を実現しました。

当該製品の用途としては、光回線の通信切り替え工事、鉄道沿線の施設工事連絡、洞道工事連絡、施設内の長距離連絡、ホットライン、山間部等の有線非常用電話などとなります。

金額はオープン価格であり、2016年度は100台/年の販売が目標です。

本製品は本年2月16~17日の2日間、東京交通会館で開催される全通協テクノフェア2016に出展します。

多点光ファイバ通話装置FT9000

お問い合わせ先

岡野電線株式会社
営業統括部 営業部
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