澤村壮嗣、鹿島和彦、永井京子、武田大樹、齋藤恒聡、梅田康平、木村賢宜、那須秀行
Nitidet Thudsalingkarnsakul, Rattanaporn Suksomboon, Sanguan Anantathanasarn

概要

我々は,CPO(Co-Packaged Optics)を用いたネットワークスイッチ装置向けに外部光源の開発を行った。ハウジングは光トランシーバで広く採用されているQSFPフォームファクタを採用し,内部には新たに開発した小型非冷却8チャンネルTOSA(Transmitter Optical Sub-Assembly)と駆動回路を搭載した。低消費電力特性を実現するために,当社の高出力DFB(Distributed-FeedBack)レーザ素子を用いて,放熱構造や光学系,省電力レーザ駆動回路などの検討を行い,ハウジング温度55℃,光出力20 dBmの駆動条件下において,消費電力5.6 W,業界最高の電力変換効率14.3%を達成した。また、偏波消光比20 dB以上,SMSR 50 dB以上と,その他の特性においても良好な結果を得た。

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