光ファイバの接続

光ファイバ接続技術は、大まかに分けると融着接続とメカニカル接続に分類されます。

融着接続は、光ファイバを高温に熱し、溶かした状態で接続する方式です。融着接続を行うには、右図にあるような融着機が必要です。

メカニカル接続は、光ファイバと光ファイバを突き合わせて接続する方式です。現場取り付けコネクタやメカニカルスプライスなどはこの方式です。

融着機

①調心

②融着

③接続完了

光ファイバ同士を突き合わせて接続する場合、双方の光ファイバのコアの部分を正確に対向させて完全に接続する必要があります。接続が完全でなければ、一方の光ファイバコアから出射された光の一部が他方の光ファイバコアに入射できずにクラッド内に放射され、これが接続損失となります。接続損失要因は以下の通りです。

融着機はこれらの接続損失を防ぐための様々な工夫をしているよ