光スイッチのシステム構成

光スイッチ(OSW:Optical Switch)は、光伝送路中に挿入し光路を切り替えるためのものです。

光伝送路または光機器に異常が発生した際、光スイッチによって自動的に光路を切り替えることでシステム障害を回避することが可能です。

FTTHシステムでは一般的に機械的光スイッチが利用されており、光ファイバやプリズムなどの光学素子を物理的に可動させて光路の切り替えを行っています。下の図は、2×1光スイッチの例です。

さらに、複数の系統の切替もできるN+1型の光スイッチがあります。下の図は、 N+1型の光スイッチとマルチポート型光増幅器と組み合わせた利用例です。

一般的な光スイッチの切替時間は数十ミリ秒であり、映像伝送においてこの切替のタイミングは、ほとんど気にならない程度です。また、光スイッチ自身が故障しても信号品質に影響を与えないのが特徴です。

光ファイバーの光路を切り替えてるんだね。