線路設備の設計

ルートを選定するにあたり、コストパフォーマンスから見て工事費も含め、最適なものを選定する必要があります。光ケーブルの接続箇所、分岐数、回線のセキュリティ、既設設備の利用、メンテナンス性、布設工事の難易度などを考慮し、バランス良くコスト比較をする必要があります。

  • 光ケーブルの太さ・心数

  • 光ケーブルの接続箇所・分岐数

  • 回線のセキュリティレベル

  • 既設設備の利用

  • メンテナンス性

  • 布設工事の難易度

光ファイバの線路のロスの計算は、以下の式で計算ができます。

αT = αO x(ℓ1 + ℓ2 + ℓ3 +・・・ℓn+1)+(α1 x n)+(α2 x m)

αT: 区間伝送損失(dB)

αO: ケーブルの伝送損失(dB/km)

α1: 融着接続損失

α2: コネクタの結合損失

ℓ: ケーブルの長さ(km)

n: 融着接続数(箇所)

m: コネクタ接続数(箇所)

(注) GI型ファイバの場合は上記の他にシステム結合損失として数dB程度マージンを取ってください。

光ファイバの線路ロスは、コネクタや融着の接続ロスも考える必要があるんだね。