GPONとEPON
PONには、EPON(国内ではGE-PONと呼ばれます)と海外の電話会社などが中心に規格化をしたGPONの二つの規格があります。EPONの“E”はEthernetの略で、そのためにフレーム転送方式もEthernetをそのまま転送でき、作りが非常にシンプルなのが特徴です。一方でGPONはATMサービスと共存できるような作りになっています。これは海外の電話会社などの既存のネットワークがATMで構築されていたという背景によるものです。
日本やアジアの国ではEPONが主流で、世界ではGPONが主流だよ
EPONはアメリカに本部を置く米国電気電子学会(IEEE)という学術団体で規格化されています。一方、GPONは国連の中の組織である国際電気通信連合電気通信標準化部門(ITU-T)というちょっと長い名前の組織で規格化されています。
種別 | 最大速度 | 規格 | |
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IEEE PON |
EPON(GE-PON) | 1Gbps | IEEE802.3ah |
10G-EPON | 10Gbps |
IEEE802.3av |
|
25G/50G-EPON | 25/50Gbps | IEEE802.3ca | |
ITU-T PON |
GPON | 1.25Gbps | ITU-T G.984 |
XGS-PON | 10Gbps | ITU-T G.9807.1 | |
NG-PON2 | 40Gbps | ITU-T G.989 |
GPONとEPONの最大速度は少し違うんだね。