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夢に挑め。

夢に挑め。 PERIMETER MONITORING RADAR 古河電工

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CHALLENGE
EPISODE

近年、自動車の安全に対する意識の高まりにより、各種センサの技術開発が急速に進んでいる。そんな中、古河電工グループの古河ASは、自動運転の安全性を高める周辺監視レーダの開発を進めていた。評価時間1/200。検査にかかる時間を大幅に短縮したのは、次世代モビリティの夢に挑む、技術者たちだった。

自動車部品・電池事業

PERIMETER
MONITORING RADAR
周辺監視レーダ
車両の前方・後方や死角の障害物を検知し安全な運転を支援するセンサのこと。先進運転支援システム(ADAS)の一つで、バンパの内部に搭載されている。古河ASでは、ハードウェアからソフトウェアまで一貫して開発を行っており、現在、第1世代よりも性能が高く小型化した第2世代レーダを開発中。

PROFILE

関口 龍太郎
古河AS株式会社 第3技術本部 RA2部/2019年入社
第2世代の周辺監視レーダの評価を担当。開発後のレーダ特性に問題がないか検査を行う。
矢野 寛裕
古河AS株式会社 第3技術本部 RA2部/2011年入社
マネジメントとして周辺監視レーダの開発を担当。技術者として電子回路基板の設計も行う。

※所属は2022年3月現在

INTERVIEW

「入社半年で
量産化という大きな壁。
不可能だと決めつけず、
挑戦してよかった」
関口氏:私が入社した当時、すでに第2世代の周辺監視レーダは開発が進んでいるところでした。より性能が高く、小型化した周辺監視レーダが求められており、私はその品質を検査する部門に配属されました。当時は、レーダ特性を測る設備のプロトタイプが立ち上がったばかりで、すべてが手動。そのため1個の検査に1時間以上かかってしまい、1日5個しか検査できないような状態だったのです。量産化には、検査にかかる時間を圧倒的に短くする必要があり、それを入社3か月の私が担当することになりました。そんな重要なことを任されるなんて思ってもいなかったので驚きましたし、最初は絶対に無理だと思いました。しかし、上司の力を借りながら、3か月ほどで測定ツールの自動化に成功。最終的には、1個のレーダを約17秒で検査することが可能になり、評価時間を1/200ほどに短縮できました。自分で不可能だろうと思っていたことが実現できて、自信にもつながりましたし、今は新しい技術を会得する楽しさを知れたことに感謝しています。
「自分が掲げた目標を
何としても達成する。
実体験がくれた強さ」
関口氏:周辺監視レーダの自動測定ツールを作るように言われたとき、ツール作成に必要なプログラミングの経験は、ほぼゼロでした。そんな私がモチベーションを保ちながら続けられたのは、上司の助言によって興味のあることから始められたことが大きいと思います。ある意味、寄り道をさせてもらったおかげで、楽しみながらプログラミングを覚えることができました。ただ、時間や手間をかけても、形にならないときには落ち込みます。以前、ツールの大規模な作り替えに挑戦したことがありました。やっと完成したと思っていたら、1番初めの作業から間違いがあったことが発覚。落胆しましたが、立ち直るには、自分が掲げた目標を、何としてでも達成し乗り越える。力技に近いですが、そのように突き詰めるしかないと思いました。無理に思えることでも挑戦したら成功できたという実体験があるので、今後どんなことにも恐れず挑んでいきたいです。
「すべての経験が財産になる。
どんどん挑戦してほしい」
矢野氏:私はマネジメントという立場で関口さんを見ていますが、毎日意欲的に仕事に取り組んでくれていると思います。彼のすごいところは、自分の意見をちゃんと持っているところ。会議では積極的に発言をしてくれるので頼もしいです。入社したばかりで測定ツールの作成をしたときも、最後まで自分で解決する姿勢を見せてくれました。個人的に、仕事において好きに勝るものはないと考えているので、これからも楽しんで仕事をしてもらいたいです。失敗したとしても全部が財産になりますし、最後にはみんなで協力して必ず成功で終わらせてきました。多少遠回りしても、興味のあるものを研究し、楽しみながら仕事をしてほしいと思います。

NEXT STAGE チャレンジの先へ

次世代レーダの応用・展開で、
スマートシティに貢献。

レーダ特性の評価時間を1/200に短縮し、第2世代レーダの量産化へ本格的に動き出した古河AS。高い技術力による自動車の先進運転支援システムに加え、今後は、フォークリフトやショベルカーなどの農業機械にも周辺監視レーダの応用を目指しているという。古河ASの挑戦は、これからも続く。

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