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夢に挑め。

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CHALLENGE
EPISODE

道路や鉄道の周辺設備の保守点検は、日夜欠かさず行われている。そのための人的リソースの不足や経済的コストの逼迫が、近年問題となっていた。そんな中、古河電工では、ドライブレコーダーを乗せて走行するだけで保守点検のDXが叶う、画期的な製品の開発が進められていた。インフラをつくる会社の責任としてインフラを守る技術を実現したのは、インフラ維持管理のDXの夢に挑む、仲間たちだった。

新事業・開発品

MICHI-TEN
TETSU-TEN
みちてん®・てつてん®
道路附属物や鉄道沿線設備の保守点検のDXを実現して、サポートするサービス。道路では「みちてん®」を実用化済み、鉄道には「てつてん®」を開発中。ドライブレコーダーを搭載して通常運行するだけで、データ加工やデジタル台帳化が、ほぼ自動的に行われる。これまで地道に、人力で行っていた作業を圧倒的に簡略化。人的・経済的コストの削減が可能になった。

PROFILE

関根 可織
ソーシャルデザイン統括部
市場開拓部
インフラDX課/
2013年入社
「みちてん®」の製品仕様をお客様ごとに調整して製造する業務を担当。
成富 未夢人
ソーシャルデザイン統括部
市場開拓部
インフラDX課/
2020年入社
「てつてん®」のサービス企画と技術営業を担当している。

※所属は2023年1月現在

INTERVIEW

「みちてん®を齟齬なく
理解してもらうため、
お客様との会話を大切に」
関根氏:「みちてん®・てつてん®」は、AIではなくRPAを採用して重要なところには人の目を介しつつ、データ加工やそのデジタル台帳化までの流れを自動化することで、効率を落とさずに精度を高めることに成功しました。しかし、お客様にやっていただくことはドライブレコーダーを乗せて走るだけ、というシンプルなものなので、技術の新しさにすごく驚かれるということはあまり多くありません。製品の概要をすんなり受け入れていただきやすい分、最終的にお客様に納品する成果物に対して、思っていたものと違うと感じられることのないように、お客様との会話をとても大切にしています。
「みちてん®」は、事業として立ち上げて何年も経っている製品というわけではないので、初めて導入されるお客様が多い製品です。お客様との打ち合わせを通して、製品の細かな仕様を決めていく中で、いつまでに、どんなものが求められているのかを正確かつスピーディーに把握するように努めています。
安全に関わることである以上、100%でありたいという思いがある一方で、どこまでその数値を担保できるのかと葛藤する気持ちもあり、それをいかに100%に近づけていくかというところに、日々向き合っています。目の前にいるお客様に「役に立った」「すごくよかった」と言っていただけたら、私の入社理由でもある「インフラを支える」という部分に貢献できたかなと思う瞬間です。
「地道に努力を積み上げていく。
そうすれば、 人間って
どこにでも行ける」
関根氏:現在の課に異動してくる前と現在では、私の担当業務は、大きく異なっています。ですので、新しいことにチャレンジしていく過程で、わからないことがあって思うようにいかなかったりすることもありました。しかし、一歩一歩自分の中で積み上げて、地道に努力をしていくしか乗り越える方法がない、と今は感じています。周囲の環境にも、そういう地道な努力を粘り強くしていく方々が多いですし、一方で、新しいチャレンジに手をあげて挑戦しやすい風土もあります。

「みちてん®」の開発に関しても、アイデアで終わるか、実行に移すかの差はやはり大きいですし、実現まで辿り着いたことは、当時の開発メンバーの地道な努力の結果だと思います。私自身、学生時代に研究室にこもって実験に取り組んでいた頃から比べると、社内外、国さえも問わずに多くの人と関われるようになって、世界が本当に広がりました。人間ってどこにでもいけるんだな、と実感しています。
「自分の考えたサービスを
自分で売りに行く。
その責任と、 面白さ」
成富氏:私は現在の課に異動してきて初めての案件として、「てつてん®」の試験導入に関わりました。実際の試験導入の際には、戦略を練って積み重ねてきた開発の末、対象の設備や設備の管理番号をスムーズに抽出でき、デジタル台帳化についても問題なく実行できたという結果でした。とはいえまだ課題もあるので、製造工程の改善箇所として対応を進めています。
その中で私自身は、私の仕事の成果がそのまま会社の利益につながる案件だったということで、かなり緊張していました。以前の業務では共同での開発案件だったのですが、「てつてん®」の業務では自分で現場に案件を受注しに行き、成果物を作って納品してというような形になり、お客様に直接相対することにもなり、強く責任を感じました。しかし、それは言いかえれば、自分の考えたサービスに対する声が直接聞ける立場になる、ということでもあります。自分で考えたサービスを自分で売りに行く、それは開発のモチベーション向上にもつながり、さらに会社の利益にもなるということで、貢献している実感が得られました。
「挑戦できる風土があるから、
 きっと活躍の場所がある」
成富氏:私は22年に、当社が新たに力を入れたいDX分野での活躍を期待されて現在の部署に異動となりました。大学での専攻を活かした領域から専門外の領域への担務変更のため、追いついていくのは大変ですが、それでもチャレンジすることが大切だと思って仕事を進めています。周囲の方々も間違ったことはきちんと指摘して、何が正しくなかったのかやさしく教えていただけますし、チャレンジすることが自身の成長につながっていると実感できています。

当社では、新事業をつくるために、これまで培ってきたコア技術や素材力を強みに活動を加速させている最中で、現在、私が所属するDX分野もその一つです。その中で私自身は企画と技術営業を担当していますが、最近ではマーケティング領域にも携わるなど、枠にとらわれず幅広い業務を行っています。多くの方がもつ古河電工の事業イメージは、光ファイバをはじめとした電線やケーブルなどかもしれませんが、それとは一見関係のない領域を専門にしている方でも、当社においては私のように挑戦を重ねながら、活躍できる場所が見つけられると思います。

NEXT STAGE チャレンジの先へ

みちてん® ・ てつてん® で、
インフラを守る DX 導入を
もっとかんたんに。

ドライブレコーダーを搭載して走行するだけというシンプルな方法で、道路や鉄道の保守点検のDXを大きく躍進させた古河電工。作業者不足の懸念や設備コストの削減など、保守点検における課題を解決するとともに、DX導入へのハードルを下げるサービスとして展開していくつもりだ。インフラをつくる会社の、インフラを守る技術。古河電工の挑戦は、これからも続く。

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