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夢に挑め。

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CHALLENGE
EPISODE

私たちの生活に欠かせないインターネットサービスの多くは、古河電工グループの光デバイスが支えている。クラウドサービスや5Gなどの新しい情報通信サービスが普及する、そんな中、目に見えないところで今日の情報通信社会を支えているのは、変化の大きな業界での迅速な対応に挑む、若い技術者たちだった。

情報通信ソリューション事業

OPTICAL ACTIVE
DEVICE
光デバイス
光デバイスは、コアとなる半導体レーザチップをはじめ、非常に小さな部品をいくつも組み合わせて作られている。光デバイスには信号光源用レーザや光増幅装置に使われる励起用レーザなどがあり、データセンター用の数百メートルから、海底ケーブルのような数千キロにわたる製品にまで使用されている。インフラを支える製品に使われることが多いという性質上、長期的な信頼性と安定性が求められる。

PROFILE

渡部 翔
古河ファイテルオプティカルデバイス(株)
千葉技術部 生産技術3課/2019年入社
半導体プロセスの生産技術として新製品の生産ラインの立ち上げや既存工程の改善などを担当。
近添 慎弥
光デバイス部 /2019年入社
半導体レーザモジュールの生産技術として、量産対応、新製品の立ち上げ・製造移管などを担当。

※所属は2023年11月現在

INTERVIEW

「自分たちの製品が
インフラを支えている。
その熱意に惹かれて入社」
渡部氏:千葉工場で、半導体プロセスの生産技術に携わっています。新製品の生産ラインの立ち上げや既存工程の改善などを担当しています。学生時代は、太陽電池を研究していたのですが、大学時代の専攻に限らず今までやってきたことが活かせる企業に入れたらいいなと思っていました。就活イベントのときに古河電工の先輩社員と話す機会があり、そこで先輩社員が自分たちの技術に高い誇りを持っていて、自分たちの製品がインフラを支えていることをすごく熱く語っていたことに感銘を受けました。私もこの会社で働いて、製品開発や生産技術によって社会インフラを支えていきたいなと思い、入社を決めました。
「需要の波の大きい業界で
いかにすばやく
かつ確実に対応できるか」
渡部氏:光デバイスは製品開発のスピードが早い業界で、次の製品が出るのも早いです。やっと時間をかけて歩留まり改善を達成したのに、生産技術面の改善スピードが足りなかったために、タイムリーに製造工程に貢献できなかったこともありました。その経験以降、もちろん目的を確実に達成するというのも大切ですが、課題に対して迅速に対応していくことを強く意識して取り組んでいます。 それとあわせて私が大切にしているのは、「5ゲン主義」というものです。製造業でよく言われていることだと思いますが、現場に出向いて、現物を直接見て、その現実を知ること、原理をちゃんと理解しておく、原則を知っておくといった考えです。チーム全体でも「悩んだら現場に行って」というより「悩む前に現場に行って」、現物を見ながら議論をしようという方針で動いています。
「古河電工は
チャレンジを止めない環境。
いつか生産技術と開発の
橋渡しを」
渡部氏:個人の目標としては、これまで生産技術として苦労を経験してきたので、いずれは開発側に異動して、自分の意見を取り入れた製造しやすい製品を開発してみたいと思っています。古河電工は、チャレンジすることに対し、誰も止めたり、反対したりすることがない環境です。上司もしっかりフォローして、責任を取ってくれる人が多い社風だと思っているので、ぜひ挑戦してみたいと思っています。ゆくゆくは、開発部の開発したものを持ち帰ってもう一度生産技術に戻り、それを現場に導入していくということもできたらいいなと考えています。
「検討段階でリスクを洗い出し、
導入後も長期的にモニタリング」
近添氏:前工程で製造したレーザチップやさまざまな部品をモジュールの中に実装して、一つの装置としてレーザー光を出せる形にする業務に携わっています。そこで、生産技術担当として量産や新製品の立ち上げを行っています。半導体レーザモジュールには、多数のいろいろな光学部品が中に入っています。それらの位置が少しでもずれてしまうと、特性が大きく変わってしまうため、一つ一つの部品を正確に実装しなければならないことが難しい点の一つです。ある特性の改善を狙って、条件を変えて試してみると、他の思わぬ特性に悪影響が出てしまうことがあります。机上検討の段階でリスクの洗い出しを徹底的に行うとともに、実際に試してみた後の長期的な効果のモニタリングなどを行っています。
「自分の意見はきちんと持って、
特性トレンドのモニターや
改善に取り組んだ」
近添氏:大事にしていることは、当たり前かもしれませんが、自分の意見を持つということです。改善したい部分や、上司や周りの方に相談しなければいけないことがあるときに、「どうしますか?」で終わらないように、どんなときも「自分はこうだと思う」という意見を持つように心がけています。例えば、量産時に製品の各特性のトレンドをモニターする作業があります。毎回データベースでデータ検索をしていた作業を、解析ソフトを使うことで、日々自動的に更新される特性トレンドを見える化するように改善したことは、私が中心となって意見をもって進めていった部分です。
「この製品なら
私に聞けばすべてわかる、
という技術者に」
近添氏:年々、製品の高性能化が進み、製造の立ち上げも従来製品より難易度が上がっているという課題があります。まずはその解決に向けて、チームみんなで協力して挑戦していきたいです。立ち上げを完了させて、安定して供給できる体制を整えることが目標です。いち技術者としては、私自身まだ製品について全部きちんとわかっているとは言いがたいと感じています。お客様からのニーズに対して、こういう製品でこういう特性ですというのがわかりきっているわけではないので、「近添に聞けばこの製品については全部わかります」と信頼される技術者になれたらと思っています。

NEXT STAGE チャレンジの先へ

スピーディーな業界トレンドへの
対応と、
高い信頼性をもった
デバイス開発の両立へ。

光デバイスを使った光通信の市場では、今後ますます新しい技術が必要とされる。世の中は、さらに高性能なデバイスを要求するだろう。スピーディーかつ高い精度でその要求に応え、デバイスを提供していくこと。黎明期から30年以上光通信業界を支えてきた、信頼と革新の技術。古河電工の挑戦は、これからも続く。

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