2020中期経営計画 総括

事業の収益力確保には課題を残すも、重点施策に取り組み、成果を創出しました。

また、古河電工グループ ビジョン2030を策定し、ESG経営への本格的取り組みを加速しました。

20中計重点施策 成果 課題 / 今後の取り組み
(1)事業の強化と変革
  • 事業ポートフォリオの見直し
  • 事業資産営業利益率を用いたKPI管理
  • グループ変革本部活動の定着化

    (対象事業:グローバルファイバ・ケーブル、エネルギーインフラ、銅条・高機能材)

  • 注力事業の拡大不足(情報通信)
  • 低採算事業・拠点への対応(継続中)
  • グループ変革活動の社内横展開
(2)グローバル市場での拡販推進
  • 拡販および製造拠点の拡充
  • マーケティング統括会社設立等による商圏拡大の足掛かり
    (東南アジア、中国)
  • 海外売上高伸長不足(20年度目標:5,500億円)
    (19年度:4,188億円、20年度:3,764億円)
  • 光ファイバ・ケーブル事業の拡大
(3)新事業の開拓加速
  • 共創の仕組み強化
  • 新事業創出の取り組み強化
  • 共創による新事業の育成と新事業の種創出
  • 注力領域は明確化
    今後、実行体制としてソーシャルデザイン統括部 (21年4月発足)等新体制による新事業・新製品の創出を加速

2021年度経営方針

2021年度から開始を予定していた次期中期経営計画は、新型コロナウイルスの流行により当社グループを取り巻く経営環境が大きく変化したことから、同計画の開始を1年延期しました。

2021年度は体質強化と25中計の準備を確実に実行するとともに、主に次の施策を推進してまいります。

主要事業の成長に向けた戦略

(1)データトラフィック増大に応える情報通信インフラ事業

5Gの進展によりデータ通信トラフィックは中長期的に増大していきます。

通信基地局やデータセンタなどの通信インフラの成長を、さまざまな製品で支えてまいります。

社会課題

5G/B5Gの進展、通信トラフィックの増大

売上規模(概算)(注)(2020年度:約1,800億円)

(注) 用途区分困難な一部製品の売上を除く

情報通信ソリューション

光ファイバ・ケーブル(光配線ソリューション)

ローラブルリボンケーブル

多心一括接続コネクタ

光ファイバ融着接続器

光デバイス
デジタルコヒーレント通信用光源

機能製品

HDD用アルミブランク材
データセンタなどで使用

サーマル製品
データセンタなどで使用

半導体製造用テープ
半導体ウェハの加工工程などで使用

回路基板用電解銅箔
サーバ・ルータ等の情報通信機器などで使用

エネルギーインフラ(産業電線機器)

ケーブル
データセンタなどで使用

コネクタ
データセンタなどで使用

放熱シート
データセンタなどで使用

電装エレクトロニクス材料

パワー半導体や海底光ケーブル用銅条

無酸素銅条(GOFC)

(2)再生可能エネルギー関連事業への注力

2050年カーボンニュートラルに向け、再生可能エネルギーの最大限導入という方針のもと、日本では洋上風力中心に導入が拡大していきます。

太陽光発電を含む成長市場に対し製品群を提供してまいります。

社会課題

脱酸素社会の実現

インフラ強靭化の実現

売上規模(概算)(注)(2020年度:約100億円)

(注) 用途区分困難な一部製品の売上を除く

エネルギーインフラ

電力ケーブル
超高圧・高圧地中送電線、部品および工事

電力ケーブル
海底送電線および工事

各種ケーブル
太陽光発電モジュール用

アルミ導体ケーブル
太陽光発電所で使用

機能製品

グリーントラフ
太陽光発電所で使用

サーマル製品
太陽光発電用インバータなどに使用

電装エレクトロニクス材料

ケーブル用銅条

超極細SUS鋼線
太陽光パネル電極のスクリーン印刷向け

(3)電動化・自動運転等の進展を支える自動車関連製品の拡大・創出

地球環境配慮と安全対応の要請に対し、素材技術含めた製品群により軽量化・電源マネジメント・電動化に貢献してまいります。

社会課題

脱炭素社会の実現

強靭な交通インフラ整備

交通事故の削減

売上規模(概算)(注)(2020年度:約2,500億円)

(注) 用途区分困難な一部製品の売上を除く

自動車部品

バッテリ状態検知センサ(BSS)

アルミワイヤハーネス
防食(α)端子

高圧ハーネス
高圧部品

周辺監視レーダ

ステアリングロールコネクタ(SRC)

フラットケーブル応用製品(SDH/LSH)

電装エレクトロニクス材料(銅・アルミ線、無酸素銅、薄板銅条等)

ワイヤハーネス向導体(銅・アルミ)

シャント抵抗用抵抗材

BSS端子/防食(α)端子用Snめっき条

電装モータ用無酸素銅

新規事業

例)産業用レーザ

~カーボンニュートラル実現に貢献する技術の事業化を推進~

xEVの普及に向け、日亜化学工業(株)様との共創進化に より、銅加工におけるデファクトスタンダードを目指す。

業務提携

将来的にJV設立を視野に入れながらモジュール製造拠点を徳島に統合。

共同開発

次世代の青色レーザダイオードモジュール開発推進。

共同運営

共同ラボを横浜研究所内に設置し運営。

日亜化学工業(株)様

例)ライフサイエンス事業

~「すべての人々に健康と福祉を」に向けてライフサイエンスへ挑戦~

「人生100年」の時代に備え、当社のコア技術を活用し、ヒトの「健康」を守る。

  • フォトニクス技術を活かして「光で見つける、光で測る、光で焼く」の3つの領域に注力。
  • アトナープ(株)様とのパートナーシップをはじめとする産学共創アライアンス強化。

光で見つける

医療器具体内検知

光で測る

OCT(光干渉断層計)

光で焼く

アブレーション治療

ESG経営の加速 気候変動に対する取り組み

バリューチェーン全体でCO2排出量削減に貢献する取り組みを推進してまいります。