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代表取締役社長
森平英也

株主の皆様には、平素より格別のご支援、ご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。


さて、2024年度は、電装エレクトロニクス事業におけるワイヤハーネス等の自動車部品での増収や機能製品事業におけるデータセンタ関連製品での増収、また銅地金価格・為替の変動の影響により、グループ全体の売上は増加しました。損益面では、高付加価値製品のラインナップ拡充や生産性の改善、販売価格の適正化に取り組んだことにより増益となりました。この結果、2024年度の配当金は1株あたり120円といたしました。

2025年度の業績予想は、米国関税措置、ロシア・ウクライナ情勢や中東の地政学リスク等はあるものの、情報通信ソリューション事業・機能製品事業でのデータセンタ関連製品の売上増や、高付加価値品の増産・拡販、生産性改善等により、増益を見込んでおります。

当社は2022年5月に発表した中期経営計画「Road to Vision2030 -変革と挑戦-」(以下、中計)に基づき、「資本効率重視による既存事業の収益最大化」の取組みを加速するとともに、将来の社会課題解決のために「開発力・提案力の強化による新事業創出に向けた基盤整備」を図り、これらを下支えする「ESG経営の基盤強化」に取り組んでまいりました。

2025年度は中計最終年度となります。業績予想を確実に達成するとともに、上記3つの重点施策をしっかりと前進させ、2030年におけるありたい姿に向け、さらなる成長を目指してまいります。


株主の皆様におかれましては、倍旧のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2025年6月