当社社員がIEC1906賞を受賞

2020年11月12日

古河電気工業株式会社情報通信ソリューション統括部門ブロードバンドソリューション事業部門ブロードバンドシステム部システム開発課課長の松本卓三が、国際電気標準会議(IEC)の「IEC1906賞」を受賞しました。

IECは約80カ国が参加している電気・電子技術分野での国際標準の作成を行う国際的な団体で、1906年に設立されました。電気・電子技術の標準化活動に大きく貢献した個人や組織を「IEC1906賞」として毎年表彰しています。2020年の受賞者は全世界で193名で、日本人の受賞者は29名です。

松本は、IECでの「オーディオ・ビデオ及びマルチメディア用システムと機器」におけるCATVシステムの標準化活動を行っている「IEC TC 100/TA5 」の議長であり、エキスパートとしても10年以上活動を続けて来ました。また、傘下の光CATVシステムを担当するワーキンググループ(WG5)のコンビナー(プロジェクトリーダー)としても、参加国の意見を調整しながら技術的な議論をリードし、複数の日本提案の規格をはじめ世界の規格作成を推進してきました。今回の受賞にあたっては、同ワーキンググループが扱うプロジェクトを的確に管理し先進的産業技術の標準化に貢献したことが高く評価されました。

当社は今後も国際標準化活動に積極的に参加して、グローバル社会において多くの技術革新をもっと身近にすることで真に豊かで持続可能な社会の発展に貢献してまいります。

IEC1906賞表彰状



経済産業省 令和2年度産業標準化事業表彰の受賞者発表URL


IEC1906賞について

https://www.iec.ch/about/awards/1906/1906_criteria.htm(国際電気標準会議(IEC)サイトへ)