モノづくりを支え続ける解析技術

横浜・平塚の 2 カ所に拠点を置く解析技術センターは、多種多様な素材から作られる古河製品の性能評価・故障解析等を担い、分析技術・理論解析技術・信頼性技術によって、世界で活躍する古河電工グループのモノづくりを支え続けています。
また、研究部門や事業部門と共に、新しい分析・理論解析・信頼性技術の開発にも取り組んでいます。

分析技術

有機分析、無機分析、表面分析、放射光分析、故障解析、電子顕微鏡など、それぞれの専門技術者が高度な分析技術によって新製品の研究開発、事業部門の品質管理に貢献しています。
また、大学や公的機関との共同研究なども行っており、常に最先端の分析・評価技術の導入・開発に努めています。特に表面分析の分野では一般的な X 線光電子分光法(XPS)に加え、SPring-8 と同等の深さ情報が得られる硬 X 線光電子分光法(HAXPES)が可能な分析装置を他社に先駆けて導入するなど、最新の装置導入も積極的に行っています。
当社の技術力は社外でも広く認知され招待講演も多数行っており、国内外の学会活動にも参画しています。

SiO2(25nm)/SiをXPSとHAXPESで測定した例

理論解析技術

構造・熱・流体・電磁界シミュレーションといった理論解析技術を活用することにより、当社独自の解析ノウハウを蓄積しながら、理論的裏付けに基づく信頼性確保・効率的な製品設計に貢献しています。具体例として、ワイヤーハーネスの屈曲解析による変形・応力の評価が挙げられます。また、第一原理計算などの材料シミュレーション技術を用いて、ナノ材料の特性発現メカニズムを理解することによって、研究開発を促進しています。

シミュレーションの流れ

信頼性技術

製品の品質・信頼性向上を目指し、設計段階から統計的手法を活用した開発に取り組んでいます。また、統計技術を活用した寿命予測・保証技術で大型プロジェクトに貢献しています。

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