地産地承に貢献する新エネルギーの創出—Succession Booster®

地産地承エネルギープロジェクトチームでは地域に新たな活力を生み出す技術、Succession Booster®の実用化を目指し、開発を進めています。その一例として現在は家畜ふん尿に着目し、バイオガス由来の二酸化炭素とメタンを原料に、グリーンLPガスを創出する技術を開発しています。温室効果ガスの再資源化による温室効果ガスの削減に加えて、エネルギーの地産地消を実現することで地域に新たな活力を生み出し、地産地承へ貢献します。

(注) 地産地承:地域の資源や文化を次世代に承継すること

グリーンLPガス合成技術の開発—ラムネ触媒®

グリーンLPガスの合成にはラムネ触媒®(ニッケルを触媒として使用)を使用した革新的プロセスを活用します。多孔質材料内部に金属触媒を固定した構造により、従来の触媒の課題とされてきた耐凝集性・耐コーキング性を持ち、バイオガスから合成ガスが得られるドライリフォーミング反応において、高活性かつ長寿命な触媒を実現しました。

触媒が多孔質材料内部に固定される姿がラムネの瓶とビー玉に似ていることからラムネ触媒®と名付けました。

ラムネ触媒®の構造イメージ

家畜ふん尿LPガスを製造するプロセス(概要)

グリーンLPガスが創出する新しい地域社会

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