超電導技術はMRIやNMRなどのライフサインス分野を中心に実用化が進み、より高度なシステムを目指して開発が進展しています。また大型加速器や核融合炉などのエネルギー分野では、将来の実用化に向けて大型の開発プロジェクトが進行しています。

当社は低温超電導技術と高温超電導技術の両方を持つ世界的にも稀有な企業として、超電導技術を用いたより高度なシステムを実現する為、新しい機能や高品質の超電導線材の開発と製造に取り組んでいます。

低温超電導線材の開発では、LHC等の大型加速器用のNbTiラザフォード撚線、JT-60SAやITER等の核融合実験炉(フュージョンエネルギー)に使用されるNb3Sn多重撚線の量産製造に成功しました。近年では、Cu-Nb強化型Nb3Sn線材を開発し、強磁場マグネットの実現に貢献しています。

また、高温超電導線材の開発では、これまでA.Pという高磁場を得意とする線材をベースに、30K前後の温度領域で2~5Tという中磁場および20K未満の温度領域で15T以上の高磁場の電流特性の向上を行い、H.Mという線材を開発してきました。現在、このH.Mをベースにさらなる電流特性を向上させる開発を進めております。今後も、さらに進化する次世代加速器、大型・小型核融合炉等の強磁場マグネット向けに、高性能かつ高品質な超電導線材の開発を高温・低温ともに進めていきます。

フランスで建設が進められているITER(国際熱核融合実験炉)
古河電工はITER向けに超電導ケーブルを納入しています。

国立大学法人東北大学殿向けの
25T-CSMマグネット向けにNbTi線材とNb3Sn線材を納入。

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