カテーテル治療の高精度化を実現、新型ポリイミド・チューブを開発
〜VASCULEX®シリーズの本格量産を開始〜

2015年4月20日

当社は、医療機器用カテーテル用途の新型ポリイミド・チューブ(以下、VASCULEX®シリーズ)を開発し、販売を開始します。VASCULEX®シリーズは、「薄肉かつ高剛性」、「安全性」が特徴であり、カテーテル治療のさらなる高精度化等に貢献します。

背景

カテーテルは、心臓や血管の検査及び治療を目的に血管等に挿入する直径2mm程度の中空の細管であり、薬剤や造影剤の注入用途に加えて、近年は心臓病や腫瘍切除等の高度な血管内治療器具としても開発が進んでいます。特にカテーテル治療は、患者への負担が従来の開腹処置に比べて少なくて済むため、今後はさらなる普及が進むとみられています。

内容

このたび当社は、医療機器用カテーテル用途として、VASCULEX®シリーズを新たに開発し、本年4月より本格的に量産を開始します。

VASCULEX®シリーズは、「薄肉かつ高剛性」、「安全性」が特徴であり、各種医療機器の設計段階から、様々なニーズに沿った最適な設計を実現することで、カテーテル検査・治療の高精度化や開発期間の短縮、トータルコストの削減を実現します。

VASCULEX® Type-Ex

製品ラインナップ

Type-S: ポリイミド単層チューブ:USP Class 6取得
Type-Ex: 内層ポリイミド、外層ポリアミドの2層構造
Type-B: 内層ポリイミド、中層金属ブレード、外層ポリアミドの3層構造

VASCULEX® Type-B

販売目標

2020年度の売上高: 約10億円/年間

備考

本年4月22日から24日に開催される「MEDTEC Japan 2015(メドテック・ジャパン)」(会場;東京ビッグサイト東5ホール1707)に出展致します。