超電導工場の完全復旧について
〜クリーンエネルギーで一貫生産を再開〜

2015年6月24日

当社は、日光事業所(栃木県日光市)における超電導工場を完全復旧し、このたび新工場の稼働を開始しました。

お客様には大変ご迷惑をおかけしましたが、今後は早期安定操業を実現するとともに、『パートナーとしての責任を果たせるメーカー』として成長してまいりますので宜しくお願い致します。

背景

2014年2月に発生した栃木県日光市の記録的な大雪により、当社日光事業所にて一部工場建屋の屋根が崩落し、超電導製品の一貫生産が停止しました。被害が軽微な設備は修理にて対応しましたが、一部の設備は新規導入することで、一日も早い一貫生産再開に取り組んできました。

内容

復旧作業を進めておりました超電導製造装置の試運転・調整を5月下旬から開始し、同製品の一貫生産を6月22日より再開しました。

今後は医療機器用NbTi線材や分析装置用Nb3Sn線材に加えて、国際熱核融合実験炉(ITER)用線材等のプロジェクト製品、R&W(リアクト&ワインド)Nb3Sn線材等の当社オリジナル製品の強みも活かすと共に、水力発電を活用することで、環境にも配慮した一貫生産を再開いたします。

新工場外観

今回の超電導新工場の稼働をもって、日光事業所の雪害復旧が完了します。当社は、古河市兵衛のDNAを継いで『世界を明るくする』という大義を胸に、被災前と同じ生産能力で幅広い分野で貢献してまいります。

新工場での安全祈願式