建設現場の省力化に貢献、可とう電線管「プラフレキ®PFD」のラインナップを拡充
~屋外露出配管などに最適な大口径サイズφ42、φ54の2サイズを開発~

2017年5月15日

当社及び古河樹脂加工株式会社(古河電工100%出資、本社;千葉県千葉市美浜区、社長;佐藤 隆士)は、屋外露出配管等に最適な合成樹脂製可とう電線管「プラフレキPFD シリーズ」に、新たに大口径サイズφ42、φ54の2 サイズをラインナップしました。

背景

合成樹脂製可とう電線管「プラフレキPFDシリーズ」は、長尺で軽く、曲げ易い、耐久性に優れたケーブル保護管として、1975年に国内で初めて当社が開発しました。さらに2007年から太陽光発電用途向けに高耐候性の「プラフレキPFDハイクオリティ・ブラック」をラインナップし、その高い信頼性を評価頂いています。
一方で、産業用電気設備や無線通信基地局等の幹線系統では、収容ケーブルサイズが大きく、従来のφ36以下では対応できずに金属管が使用されていますが、金属管は重量があり、切断や曲げ加工、防錆処理、接続部の防水処理等、施工に手間を要することから、施工品質の安定化と省力化が求められていました。

内容

このたび、当社は合成樹脂製可とう電線管「プラフレキPFDシリーズ」のラインナップを従来のφ16、φ22、φ28、φ36の4サイズに加えて、新たに大口径のφ42及びφ54サイズを開発し、本年4月より量産を開始しました。φ54は合成樹脂製可とう電線管PFDタイプでは、業界初の製品となります。
本製品は、従来サイズの素材技術をもとに構造を最適化し、曲げ易さと耐久性を実現しました。また、合成樹脂製のため、非常に軽量であり、特別な工具を使うことなく容易に切断や曲げ配管が可能です。さらに継手は差し込むだけのワンタッチ接続で防水性も付与しました。
本製品の発売によって、φ16~φ54まで6サイズ、カラーはハイクオリティ・ブラック、グレー、アイボリーの3色となり、産業用電気設備や無線通信基地局はもとより、道路・鉄道.橋梁などのインフラ用途、空調機・冷熱設備などの産業機器用途など、軽量性や曲げ易さを特長として多くの用途でご使用いただけます。
今後も、当社は、ケーブルメーカーとして「プラフレキPFDシリーズ」のラインナップ拡充や省力化に対応した製品開発に積極的に取り組むことで、建設現場の省力化に貢献してまいります。

プラフレキPFDシリーズ

プラフレキPFDシリーズ

特長

  • 最小曲げ半径3DR と小曲りにも対応する曲げ易さ
  • 1m当たりの質量がφ42で約0.5kg・φ54で約0.6kgと軽く、切断も容易な優れた施工性
  • 安心の二重構造で優れた耐久性
  • 暴露促進試験で約30年相当の高耐候性(プラフレキPFD ハイクオリティ・ブラック)
  • ワンタッチ接続・優れた防水性(IPX5)の継手システムを品揃え

備考

本年5月17日(水)から3日間、東京ビックサイトで開催される「JECA FAIR 2017」に当該製品を出展します。

関連リンク