無電柱化に貢献、地中埋設用ケーブル保護管「角型エフレックス」を発売開始
~コンパクトな多条配管用最適管でコスト削減を実現~

2017年5月16日

当社は、地中埋設用ケーブル保護管「エフレックス」シリーズに角型タイプを新たにラインナップします。国や地方自治体が推進する無電柱化や東京オリンピックに向けた再開発など、ケーブル保護管の多条配管が求められる場所に最適です。

背景

地中埋設用ケーブル保護管は、地中埋設したケーブルを保護する管路材です。当社が国内で初めて開発した地中埋設用ケーブル保護管「エフレックス」は、断面丸型の樹脂製波付管であり、地中埋設に耐える強度を持ちながら、軽量で曲げやすく、施工性に優れており、1967年の発売開始から50年間の長きに渡って、小規模な電気工事から大規模な公共工事まで幅広く採用されています。
昨年末に「無電柱化推進法案」が可決され、防災や景観対策の観点から日本各地で今後、ケーブルの地中埋設化が進められる見通しですが、ケーブルを埋設する歩道下のスペースが限られていることや高い施工費などがその課題となっています。同様に狭いスペースに多くのケーブルを敷設しているトンネルや再開発地などのケーブル配管でも、コンパクトに多条配管できるケーブル保護管のニーズが高まっています。

内容

このたび当社は、「エフレックス」シリーズとして、新たに「角型エフレックス」を開発し、本年6 月より順次販売を開始します。「角型エフレックス」は、「エフレックス」と同じ樹脂製
波付管であり、軽量で曲げやすいといった特長を継承しつつ、波形状の山部を角型、谷部を丸型とすることにより、管自体を積み上げる多条多段配管を実現しました。
従来の多条多段配管では、塩化ビニル管などの直管、曲り管を組み合わせ、管枕を用いて組上げる必要がありましたが、「角型エフレックス」は、手作業で容易に曲げることができるため、曲り管が不要になります。さらに直接段積ができるため、管枕も不要となり、コンパクトな配管で掘削費など施工費の削減も可能となります。また、「エフレックス」で好評頂いている作業性、止水性に優れた継手類を同時に品揃えし、あらゆる施工現場に対応できるシステムとして提供いたします。

今後も、当社は、ケーブルメーカーとして半世紀に渡り培ってきた埋設管の技術開発に取り組むことで、電線ケーブル用可とう保護管のトップメーカーとして、最も施工時間が短く信頼性の高いシステムを提案してまいります。

角型エフレックス

角型エフレックス

備考

本年5月17日(水)から3日間、東京ビックサイトで開催される「JECA FAIR 2017」に当該製品を出展します。

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