耐候性を向上させたノンフィルム型のフォーム材「タイコウエース®」を開発
~ カーポートやガレージ等の金属屋根の結露抑制に貢献 ~

2017年11月29日

当社は金属屋根用結露防止断熱材として、従来の「フォームエース®」よりも耐候性を向上させたノン
フィルム型のフォーム材「タイコウエース®」を開発し、販売開始しました。「タイコウエース®」は、紫外線
の影響を受け易いカーポートやガレージ等の断熱材として、結露水の滴下抑制に最適です。

背景

金属屋根用裏貼りフォーム材は、屋内側の結露を抑制する断熱材です。当社が世界で初めて開発した化学架橋ポリエチレンフォーム「フォームエース®」は、断熱性、加工性、耐薬品性に優れ、1966年の販売開始から50年間の長きに渡り、様々な用途で幅広く採用されてきました。

一方でカーポートやガレージ等の金属屋根用途においては、紫外線の影響によりフォーム材が剥がれてしまう問題があり、従来品より耐候性を向上させた製品のニーズがありました。また、耐候性を付与した製品としてフィルムラミネートしたフォーム材もありますが、価格や表面の保水性の面で課題があり、価格を抑えつつ保水性に優れたカーポートに最適なフォーム材が望まれていました。

内容

このたび当社は、「フォームエース®」シリーズとして、新たに独自の耐候処方を施したノンフィルム型のフォーム材「タイコウエース®」の開発に国内で初めて成功しました。

本製品は従来の「フォームエース®」と同様の断熱性能と保水性能を有しながら、紫外線透過率を下げることで、金属とフォーム材の間にある接着層の劣化を抑制します。更に、フィルムレス設計としたことで、コストパフォーマンスにも優れています。

従来の「フォームエース®」よりも紫外線による影響抑制が望まれるカーポートやガレージ等の金属屋根用裏貼りフォーム材として提供いたします。

タイコウエース®

タイコウエース®

今後も、金属屋根用裏貼りフォーム材トップメーカーとして、半世紀に渡り培ってきた技術を活かし、機能性豊かな新製品の開発に取り組んで参ります。

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