インドネシア共和国における電力海底ケーブルプロジェクトの受注

2020年1月31日

古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区丸の内2丁目2番3号、代表取締役社長:小林敬一)は、インドネシアのエンジニアリング・建設大手のPT Wijaya Karya (Persero) Tbk.(以下、WIKA)と共同で、インドネシア国営電力会社PT PLN(Persero)より、インドネシアのスマトラ島・バンカ島間を結ぶ150kV電力海底ケーブルプロジェクトをフルターンキー契約で受注しました。本プロジェクト全体の受注金額は約110億円で、2021年の完工を予定しています。

背景

当社は、これまでもインドネシアにおいて海底ケーブルを用いた送電網の整備に貢献しており、このたびの受注は、当社のこれまでの実績が高く評価されたことによるものです。当社は、アジアの海底線市場をターゲットの一つと位置付けており、将来の成長機会の確保のため、今後とも、アジア市場での受注に向けた取り組みを強化していきます。

内容

本プロジェクトは、インドネシア西部のスマトラ島からバンカ島にバンカ海峡を越えて送電することにより、バンカ島内のディーゼル発電を切り替え、当該地域の発電コストを低減するとともに、電力系統の安定性を高めるためのものです。当社は、108kmの150kV 3芯架橋ポリエチレン(XLPE)絶縁光複合ケーブル、及び、ケーブル端末部の供給、並びに、端末部の組立工事を担当し、WIKAが土木工事並びにケーブル布設工事を担当します。

インドネシア西部、スマトラ島からバンカ島周辺地図

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