メガソーラー発電所に6600Vらくらくアルミケーブル🄬を初納入
~ 阿久根第一・第二太陽光発電所が採用、約20%の省力化に貢献 ~

2020年12月17日

古河電気工業株式会社
SFCC株式会社

  • 鹿児島県の阿久根第一・第二太陽光発電所の建設工事にらくらくアルミケーブル🄬が採用
  • 既存製品の600V用ケーブルとあわせて、新製品の6600V用ケーブルを初納入
  • 太陽光発電所の延線作業において、約20%の省力化を実現

古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区丸の内2-2-3、代表取締役社長:小林敬一、以下「古河電工」)と古河電工産業電線株式会社(本社:東京都荒川区東日暮里6-48-10、代表取締役社長:白坂有生)が開発・製造し、SFCC株式会社(本社:神奈川県川崎市川崎区日進町1-14、代表取締役社長:黒須光明)が販売する高機能型アルミ導体CVケーブル「らくらくアルミケーブル🄬」(注1)が、鹿児島県の阿久根第一・第二太陽光発電所の建設工事に採用されました。
今回、新製品である6600Vアルミ導体CVケーブル(以下、「6600V AL-CVケーブル」(注2))を初めて納入し、既存製品の600Vアルミ導体CVケーブル(以下、「600V AL-CVケーブル」)とあわせて、発電所建設における延線工事の省力化・省人化・効率化に貢献し、約20%の省力化を実現しました。

(注 1)2020年4月より、らくらくアルミケーブル🄬は、昭和電線ホールディングス株式会社と古河電気工業株式会社の共同出資による販売会社であるSFCC株式会社の統合ブランド(SWCC・FURUKAWA)となりました。

(注 2)6600V AL-CVケーブルは現在取り扱っておりません。

背景

産業用太陽光発電所は、運用の燃料費がかからない分、初期コストの抑制がその後の収益に影響するため、特に建設費のコスト削減が求められています。ケーブル導体にアルミニウムを採用したらくらくアルミケーブル🄬は一般的な銅導体ケーブルと比較して30%~50%軽量で使い勝手がよく、延線作業の効率化により工期の短縮を実現できることから、このたびの採用に至りました。

内容

今回、高圧キュービクル間の配線に60mm2の6600V AL-CVTケーブル、集電箱~接続箱間の配線に100mm2の600V AL-CVDケーブル、接続箱~PCS間の配線に400mm2の600V AL-CVDケーブルを納入しました。また、キュービクル内での端末処理に屋内終端接続材料(古河電工パワーシステム株式会社製)を納入しました。
施工を行った株式会社大鹿電業様は、電気設備・通信設備工事の設計施工に加えて、再生可能エネルギー事業にも力を入れており、設備の施工だけでなく、自社でもメガソーラー発電所を運転し、地域の活性化に貢献しています。今回の施工について大鹿電業様からは、「600Vおよび6600VのAL-CVケーブルの採用は、軽量化による省力化効果を狙ったもので、実際に約20%の削減効果があった。また、作業員の疲労もかなり軽減された。6600V AL-CVケーブルの端末処理のブラッシング工程も慣れれば何の問題もない」との評価をいただきました。

今後もらくらくアルミケーブル🄬は、建設現場における作業効率改善という観点から、太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギー施設の普及に貢献してまいります。

納入案件概要

案件名

  • 阿久根第一発電所建設工事
    施主:九州おひさま発電株式会社 出力:1990kW
  • 阿久根第二発電所建設工事
    施主:九州エナジー株式会社 出力:1990kW

電気工事

第一、第二発電所ともに株式会社大鹿電業

納入内容

第一、第二発電所合わせて

  • 6600V AL-CVT(EE)60mm2×447m
  • 600V AL-CVD 100mm2×2799m
  • 600V AL-CVD 400mm2×2098m

運転開始日

2020年8月20日

阿久根第一・第二太陽光発電所

らくらくアルミケーブル🄬の特長

らくらくアルミケーブル🄬とは、導体にアルミニウムを採用した高機能型CVケーブルです。「かるい」「かんたん」「柔らかい」に加えて、「識別容易」「安定価格」といった特長があります。端末処理を安心して行っていただけるよう、専用圧縮・圧着端子、端子台、端末処理の専用工具をご用意し、らくらくアルミケーブルシステムTMとしてケーブルからつなぎ込みまでを一貫したシステムとしてお客様に提案しています。

詳細はこちら

『F-ALCON』『らくらくアルミケーブル』は古河電工の登録商標です。
『らくらくアルミケーブルシステム』は古河電工が商標登録出願中です。

古河電工グループのSDGsへの取り組み

当社グループは、「世紀を超えて培ってきた素材力を核として、絶え間ない技術革新により、真に豊かで持続可能な社会の実現に貢献します。」を基本理念に掲げて、4つのコア技術(メタル・ポリマー・フォトニクス・高周波)を軸に、事業活動をしています。さらに、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に置き、当社グループの事業領域を明確にした「古河電工グループ ビジョン2030」を策定し、「地球環境を守り、安全・安心・快適な生活を実現するため、情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る。」に向けた取り組みを進めています。

製品に関するお問い合わせ

SFCC株式会社
管理本部
TEL:044-223-0580

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