2021年 社長 小林 敬一 年頭所感
~ 社員向け要旨 ~

2021年1月4日

  • 「古河電工グループ ビジョン2030」達成に向けた変革の覚悟
  • 従業員の皆さんへ3つのお願い:安全第一、お客様の期待する品質の確保、共感経営

あけましておめでとうございます。
昨年は、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により、国際的な移動が制限され、都市のロックダウンも実施されるなど、世界中で経済活動が停滞するという、かつてない厳しい状況を経験しました。当社グループも、事業分野により影響度は異なるものの、一時的に売上が大幅に減少しました。第3四半期から回復しつつありますが、厳しい状況は今も続いています。
そのような状況の中、お客様が必要とする製品をお届けするため、感染のリスクを感じながらも、工場等に出勤し業務を継続してこられた皆さんに感謝申し上げます。そして、短期間でテレワーク環境を整え、支援をしてこられた皆さん、これまでと違う働き方に適応し続けた皆さんに感謝申し上げます。

グループ理念とSDGs — 「古河電工グループ ビジョン2030」の達成に向けて

一方で、この状況を冷静に見ると、それらは新型コロナがなくてもいずれは起きただろう変化が加速されたという見方をするのがよいと考えています。具体的には、世界中の人々が新型コロナのリスクを経験したことにより、SDGs(「持続可能な開発目標」)の重要性の認識がさらに高まりました。SDGsは理想論ではなく実現すべき目標であり、企業活動も達成を目指すのが当たり前と考えられるようになっています。
古河電工グループの基本理念『真に豊かで持続可能な社会の実現に貢献』は、SDGsそのものです。そして、「古河電工グループ ビジョン2030」は、それを具体的に目指す形として作り上げたものです。我々には、それを実現できる技術があり、少しずつその形が見えてきています。「ビジョン2030」の達成のために、足りない部分を再点検し、変革する覚悟が必要です。これは、新型コロナウイルスの影響を受けても変わりません。

代表取締役社長 小林 敬一

代表取締役社長 小林 敬一

従業員の皆さんへ3つのお願い

安全第一 一人ひとりが基本に立ち返ろう

2021年も「安全第一」が最優先事項であることは、変わりません。「動いているものに手を出すな。」などを含む安全五原則は、安全なものづくりのための基本ルールです。一人一人が基本に立ち返り、自分自身も、一緒に働く仲間も、怪我をしない・させない職場を目指しましょう。また、現場の最前線で働くスタッフと間接スタッフとの対話も重要です。作業をしにくい点がないかなど、双方よく話し合うことで日頃から良好な関係を築き、安全で快適な職場環境をみんなで作り上げていきましょう。

お客様の期待する品質確保を使命に

良い製品やサービスを提供することで社会に貢献してきた当社グループにとって、お客様の期待する品質の確保は使命です。そのためには、設計・開発の段階において問題を発見することが重要です。「仕様を満たしているから大丈夫」ということではなく、お客様の期待する品質とは何かを全員で考え、開発から出荷にいたるすべての過程において、改善に努めましょう。

共感経営を目指そう

以前より「共感経営」を目指すことを掲げてきましたが、新型コロナの影響によりコミュニケーションに制限を受けたことで、対話による「共感」の重要性を再認識しました。「共感」できていないと、今までできていたことができなくなり、逆に「共感」できていると、思わぬ力を発揮することを経験しました。「ビジョン2030」の実現に向け、スローガンである「Open, Agile, Innovative」を合言葉に、対話による「共感」の力を信じて、力強く進んでいきましょう。

古河電工グループのSDGsへの取り組み

当社グループは、「世紀を超えて培ってきた素材力を核として、絶え間ない技術革新により、真に豊かで持続可能な社会の実現に貢献します。」を基本理念に掲げて、4つのコア技術(メタル・ポリマー・フォトニクス・高周波)を軸に、事業活動をしています。さらに、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に置き、当社グループの事業領域を明確にした「古河電工グループ ビジョン2030」を策定し、「地球環境を守り、安全・安心・快適な生活を実現するため、情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る。」に向けた取り組みを進めています。

ニュースリリースに記載されている情報は、発表日現在のものです。仕様、価格、サービス内容などの情報は予告無しに変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

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