三重事業所内 自動車部品工場にオンサイト太陽光発電を導入
~ 2050年カーボンニュートラルに向けて加速する自動車業界の温室効果ガス削減に貢献 ~

2021年4月23日

  • 当社三重事業所内にある自動車部品工場向けに、オンサイト太陽光発電設備を導入
  • 本工場全体で約10%にあたる年間最大約400トンのCO2削減効果が見込め、自動車業界のバリューチェーン全体の温室効果ガス削減に貢献
  • 今後も、国内外の自動車部品生産拠点をはじめ、グループ全体で再生可能エネルギーの導入を積極的に推進予定

古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区丸の内2丁目2番3号、代表取締役社長:小林敬一)は、NTTアノードエナジー株式会社(本社:東京都千代田区大手町1丁目5番1号、代表取締役社長:高間徹)によるオンサイト方式(自家消費型)の太陽光発電設備を、当社三重事業所内にある自動車部品事業部門所管の古河AS株式会社三重工場向けに導入し、2021年4月より電力受給を開始します。発電能力は約500kW規模でCO2削減効果は同工場のCO2排出量の約10%(2019年度比)にあたる年間最大約400トンを見込んでいます。

背景

当社グループでは、2050年を見据えた「古河電工グループ 環境ビジョン2050」を策定し、脱炭素社会への貢献としてバリューチェーン全体での温室効果ガス削減を掲げています。国内外のグループ全体で水力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギーの利用を推進しており、既に国内銅箔事業部門および海外グループ会社の中のメキシコ・中国・インドの製造拠点で太陽光発電設備を設置しているほか、フィリピンの製造拠点でも地熱発電由来の電力を使用しています。
また近年、自動車業界ではCO2などの温室効果ガスの削減への取り組みが積極的に進められているなか、政府が温室効果ガスの排出を2050年までに実質ゼロにする「2050年カーボンニュートラル」を表明したことで、その動きは加速すると見られています。

内容

今回、生産する全製品が自動車メーカー向けである三重事業所内の自動車部品工場に太陽光発電設備を導入することで、当社製品の製造時に排出するCO2を削減し、自動車業界のバリューチェーン全体の温室効果ガス削減に貢献します。

<太陽光発電設置概要>
設置場所 古河電工 三重事業所内(三重県亀山市能褒野町20番地16)
供給先 古河AS株式会社 三重工場
運用方式 オンサイト方式(発電の全量を工場に供給)
供給期間 2021年4月から30年間(予定)
発電事業者 NTTアノードエナジー株式会社
供給能力 パネル容量:853.2kW、最大送電量:499.5kW
CO2削減効果 年間最大約400t(同工場のCO2排出量を2019年度比約10%削減)

今後も国内外の自動車部品生産拠点をはじめグループ全体で再生可能エネルギーの導入を積極的に推進し、バリューチェーン全体の温室効果ガス削減へ貢献していきます。

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古河電工グループのSDGsへの取り組み

当社グループは、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に置き、2030年をターゲットとした「古河電工グループ ビジョン2030」を策定して、「地球環境を守り、安全・安心・快適な生活を実現するため、情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る。」に向けた取り組みを進めています。ビジョン2030の達成に向けて、中長期的な企業価値向上を目指すESG経営をOpen,Agile,Innovativeに推進し、SDGsの達成に貢献します。

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