「グリーントラフ®」が欧州の環境製品宣言(EPD)を取得
~ 再生プラスチックを活用したケーブルトラフでモーダルシフトの推進に貢献 ~

2023年12月22日

  • リサイクル樹脂製ケーブルトラフ「グリーントラフ®」が欧州全域を対象としたEPDを取得
  • 耐候性・耐腐食性・耐凍害性に優れ、かつ軽量であるため施工の工期短縮や安全確保にも貢献
  • 欧州の鉄道市場で導入を拡大し、欧州グリーンディールの一環であるモーダルシフトの推進に寄与

古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区大手町2丁目6番4号、代表取締役社長:森平英也)は、リサイクル樹脂製ケーブルトラフ「グリーントラフ®」について、欧州全域を対象とする環境製品宣言(EPD:Environment Product Declaration)を取得しました。日本のトラフメーカーによるEPDの取得は当社が初となります。

背景

当社グループは「古河電工グループ環境ビジョン2050」を策定し、脱炭素社会への貢献として、バリューチェーン全体で温室効果ガス排出削減や廃プラスチックを含めた再生材の利用を促進することを掲げています。
グリーントラフ®は、再生プラスチックを主材料とした環境に優しいリサイクル樹脂製の製品で、耐候性・耐腐食性・耐凍害性などに優れ、軽量のため施工作業においても工期短縮や安全確保に貢献します。日本国内のみならずグローバル展開も進んでおり、欧州グリーンディールの一環であるモーダルシフト(トラック輸送から環境負荷の低い鉄道輸送などへの切り替え)の推進に伴う需要拡大に対応するため、2023年7月より欧州域内での現地製造を開始しました。

内容

EPDとは、国際規格であるISO14025に準拠する「タイプ III 環境ラベル」で、このたび、グリーントラフ®がイギリスを含めた欧州全域を対象とするEPDを取得しました。
海外の建設業界では環境配慮の推進に伴い、入札や契約時に施工主からEPDの取得を求められることが増えており、また、設計段階においても第三者機関が算定したCO2排出量を提示する必要があるなど、EPDの取得が受注に必要な条件のひとつとなっています。今回のEPDは2021年の豪州に続いての取得となり、詳細についてはEPD HubのWebサイトで公開されています(英語のみ)。

今後も欧州の鉄道市場におけるグリーントラフ®の導入を拡大し、欧州グリーンディールの一環として掲げられているモーダルシフトの推進にも寄与してまいります。


『グリーントラフ』は日本における古河電気工業株式会社の登録商標です。


古河電工グループのSDGsへの取り組み

当社グループは、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に置き、2030年をターゲットとした「古河電工グループ ビジョン2030」を策定して、「地球環境を守り、安全・安心・快適な生活を実現するため、情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る。」に向けた取り組みを進めています。ビジョン2030の達成に向けて、中長期的な企業価値向上を目指すESG経営をOpen,Agile,Innovativeに推進し、SDGsの達成に貢献します。

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