F-style07

経験値にチャレンジを上乗せすることで、
新たなエネルギーが生まれる。

海外電力プロジェクト部主査

日高 広太郎

新たな仕事への挑戦

2019年にこの会社へ入りましたが、それまでは発電プラントを建設する会社に所属していました。海外での仕事も多く、充実した日々でしたが、新しい仕事をしてみたいという思いもあり転職しました。

自分を取り巻く環境を変えてみたいということだったのかもしれません。

古河電工では超高圧ケーブルの施工のエンジニアリングや海外現地での施工管理を行う部門に所属しています。これまでの経験を活かすことができる一方で、新たな会社、新たな仕事はとても刺激的です。

安全と健康を維持すること

2020年から2021年にかけてタイの発電所で超高圧ケーブルの布設工事に取り組みました。初めて現場責任者を務めたこの仕事は、以前勤めていた会社との共同プロジェクトという不思議な巡り合わせとなりました。

お客様の全体工程とのスケジュール調整、当社の外国人スタッフを含めた工事従事者全員の安全や健康面の管理など、エンジニアとしての仕事だけでない多くの責任を担う立場でした。

「ご安全に、ご健康に!」を合い言葉とする当社ですが、枕詞に「家に帰るまで」を追加して実現する責任をひしひしと感じています。

安全確保の基本はコミュニケーション

以前エンジニアとして派遣された海外事務所で出会った所長の姿を今でも鮮明に覚えています。毎日作業前ミーティングで、安全についても意識づけを行います。そこで所長が語られる内容が実に現場を熟知しており、危険が潜む場所、危険を招く作業など、何に注意したらよいかを詳細に説明していました。現場で安全を確保するということは、一人ひとりが危険の潜む場所と対策を具体的にイメージできるようにしてあげることだと、その所長さんの後ろ姿から学びました。

そして、日ごろから関係性を深めておくことで、言葉だけでなく気持ちまでも相手に伝わり、安全だけでなく、スムーズで効率的に工事が進行できるということも一緒に学びました。

今はコロナの関係で仕事以外の交流がしにくくなっていますが、頻繁な声掛けを実践して、チームとしてのまとまりを高めています。

オンもオフも楽しむ

日々緊張を要求されるこの仕事は気晴らしも大切です。海外に長期滞在するときのオフは、もっぱら仲間とゴルフやバーベキューを楽しんで気持ちをリセットします。ヘリコプターで断崖絶壁の上に行き、そこから打ち下ろすような珍しいゴルフ場もあったりして、日本では味わえない異文化にもたくさん出会います。

若い人たちには自分の環境に合わせていろんな新しいことにチャレンジしてほしいと思います。そして困ったときのために上司がいると思って、頼ってほしいと思います。資格の取得も知識の習得だけでなく視野を広げる役に立つので、ぜひ目指してほしいですね。これらの取り組みが結果的に仕事を「楽しく」してくれると思います。

2016年、南アフリカ共和国にて

プロフィール

2003年
  • 大手プラント建設メーカに就職
2019年
  • 古河電工の超高圧ケーブルの海外現地施工管理部門に転職

前職の頃から海外に長期滞在する仕事に従事して、さまざまな国の文化や慣習に遭遇してきたことで、軸がぶれないことの大切さと、目の前の現実を受け入れる寛容さを学びました。

海外電力プロジェクト部主査
日高 広太郎