安岡知道,松本暢康,金子昌充,繁松 孝

概要

世の中ではカーボンニュートラルの流れもあり車の電動化が進み始めている。電動化した際には銅を含んだ部品が増加し,その接合個所は増えると予想している。一方で,IRのファイバレーザによる銅の溶接はスパッタやブローホールが多発することから,溶接欠陥のない溶接品質への達成は難しいとされている。古河電工のハイブリットレーザはその特性上, 溶接時に溶接欠陥を発生させないという目標を達成できるのでないかと考え,アプリケーションの開発を進めている。本稿ではその結果,特に車載用の電池・モータへの適応に関して報告する。

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