馬場祐一郎, 平野潤也, 佐々木宏和, 福嶋將行, 増田隆夫

概要

地球規模の社会課題である温室効果ガス削減に向けて北海道大学との共同研究を進めており,開発した金属触媒の固定技術を応用し,バイオガスをLPガスに変換する技術の開発に成功した。この技術を用いて,家畜のふん尿から得られる二酸化炭素とメタンから貯蔵・輸送しやすいLPガスを創出することで,一般家庭や酪農場などの産業の現場でエネルギーとして用いることができるほか,災害時用のエネルギーとしての利用も可能になる。本技術は脱炭素社会への貢献に加え,エネルギーの地産地消を促し,地域の新しい社会基盤の一助として地域循環共生圏の形成へも貢献できると考えている。

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