青柳 靖, 流 義浩, 石田祥之, 細田 滋, Zsolt Selmeczi, Robert Hajdu

概要

先進運転支援システム(ADAS:Advanced Driver AssistanceSystem)の普及が進んでいる。特に車両の四隅に設置された周辺監視レーダを活用したアプリケーションの開発が重要である。従来の死角検知,後退時接近警報の高度化に加え,レーダが取得した物体の位置情報を活用した各種アプリケーション(車線変更意思決定支援,フリースペース検知,出会い頭接近警報,緊急車線維持など)の対応が求められている。また,この機能実現には車両ネットワークの進化に適合したソフトウェア構造が必要であり,機能の検証においては再現性を重視したダミー評価,及びシミュレーションを用いた仮想実験の対応も重要である。本稿では,当社が開発した周辺監視レーダMMR2を用いたアプリケー ションの開発事例の紹介を行う。

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