銅荒引線、銅伸線の国内製造拠点集約を完了
〜さらに高品質な製品・サービスを提供〜

2014年5月29日

当社は、国内 2 拠点(千葉事業所、三重事業所)に分散していた銅荒引線及び銅伸線の製造を三重事業所へ集約完了しました。

今回の決定は、「Furukawa “G” plan 2015」(2015年度中期経営計画)にて取り組んできた事業構造改革推進活動の一環となります。当社は、今後、さらに高品質な製品・サービスの提供を実現すると共に、生産性向上による経営体制の強化を実現します。

背景

銅荒引線及び銅伸線は、当社グループの基幹製品である通信ケーブルや電力ケーブル、巻線、自動車用ワイヤーハーネス等に幅広く使われている主要原材料です。当社では、創業時から製造を開始しており、国内外の銅電線需要の高まりと共に、1971 年 4 月に千葉事業所(千葉県市原市)、1976 年 12 月に三重事業所(三重県亀山市)にて、それぞれ製造を開始し、国内 2 拠点体制としました。
一方で近年、当社グループの海外製造拠点の拡充により、国内製造拠点からの海外輸出が減少したことや日本国内の銅電線需要が伸び悩んできたこと等から、さらなる生産効率の向上が急務となっていました。

内容

このたび当社は、2014 年 3 月末をもって、銅荒引線及び銅伸線の製造を三重事業所へ集約完了しました。
今回の拠点集約にあたっては、千葉事業所からの主要製造設備の移設に合わせて、三重事業所の建屋耐震補強を実施する等の事業継続リスクマネジメント(BCM)の再構築を行い、徹底した安全品質管理体制の下、今後、さらに高品質な製品・サービスを提供して参ります。