平成26年度入社式 社長柴田光義 挨拶

2014年4月1日

世界に広がる古河電工グループに今年度入社される新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。心から歓迎します。

皆さんもご承知のように、世界情勢は刻々と激しく変化していますが、当社、古河電工グループも大きく変化しています。特にグローバル化が進んでいます。古河電工グループは、昨年の9月の集計では連結で115社、グループ人員は5万人、海外売上高比率は39%となっています。10年前の2004年はどうだったでしょうか。連結会社は77社、人員は半分以下の2万3千人、そして海外売上高比率は23%でした。10年間で大きく変化しています。今後も、グローバルで成長する市場に対して、グループが持つ製品や技術を確実に展開していきたいと考えています。

そのために、昨年度から中期経営計画「Furukawa G Plan 2015」を進めています。グループ一丸となって、厳しいそして変化する環境に対し、大きな挑戦をしようというものです。この挑戦の行動様式として「本質、本音、本気の3つの本」を掲げています。「誰かが」ではなく、皆さん自身が目標を達成すること、その積み重ねがグループとしての目標達成に結びつく、という意識を強く持って下さい。

平成26年度入社式

ここで、入社にあたり3つの事をお願いしたいと思います。

1つは、「基本を押さえ正々堂々と仕事や人生に取り組んで欲しい」。
企業は利益を上げなければ存続発展しませんが、それ以上に事業活動を通じて「社会に貢献する」ことが我々の最大の使命です。当社には「徳のある会社でありたい」という意味の「社徳」という言葉があります。古河電工グループの一員として高い倫理観を持ち公正に、誠実に行動し、世界のどこででも通用する立派なビジネス・パーソンになって下さい。

2つ目は、「自分をしっかり鍛え、チャレンジ精神を持って仕事をして欲しい」ということです。
世界は大きく動いています、グローバルなビジネスの時間スケールは益々短くなっています。グローバルに戦うために広い視野で知識、技術、経験をしっかり身に付けてほしいと思います。その上で、積極果敢にチャレンジして欲しい。チャレンジが無くては皆さんの成長はもちろん、会社の成長もあり得ません。

3つ目は単純ですが、「明るく働け」ということです。
明るく働く大前提は、まずは安全と健康です。特に安全についてはこれまでの学生生活とは格段に異なる対応が必要です。そして働くことは学生生活とは違うので、結構大変ですが、明るく考え明るく行動することが重要です。会社自体にも厳しい局面が時々訪れます。たとえば、今年の2月には日光の工場が雪の被害で一部の操業が出来ない事態になっており、全社をあげてこれを乗り越えようとしています。皆さんの仕事にも必ず波があります。つらいときにこそ何かを学び取り、次につながる貴重な経験を得るはずです。周りには一緒に働く多くの仲間がいます。皆で乗り越え成長する、これが会社生活の醍醐味であると感じています。

最後になりますが、古河電工グループ各社の新入社員の皆さん、そして古河電工新入社員の皆さん、皆さんの活躍の舞台は大きく広がっています。安全と健康に十分に留意しつつ、グローバルで大きな仕事を目指し、世界を明るくする人になって欲しいと思います。活躍を大いに期待しています。

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