銅条製品の一貫生産再開に向けたサンプル出荷を開始
〜非常時の相互生産委託契約を締結しBCP対策をさらに強化〜

2014年12月11日

当社は、日光事業所(栃木県日光市)における銅条製品の製造装置の試運転を開始し、当初の予定通り、来年1月からの量産品出荷に向けて、サンプル出荷を順次開始します。

また、銅条製品の安定供給をさらに強化するため、事業継続計画(以下、BCP)を見直し、耐雪対策、耐震対策等の強化だけでなく、日本伸銅協会の奨励に基づく同業他社との「非常時における相互生産委託契約」を数社と締結しました。

お客様には今しばらくご迷惑をおかけ致しますが、何卒ご理解を頂きたくお願い申し上げます。

背景

本年2月に発生した栃木県日光市の記録的な大雪により、当社日光事業所にて一部工場建屋の屋根が崩落する等の被害があり、銅条製品の操業が一部停止しました。

その後の調査で、中間工程である素条工程等の建屋に甚大な被害があったものの、製造工程で重要な熱間圧延設備は稼働可能であり、他の設備も大きな損傷はなく、復旧可能であることが確認されました。これまでは、同業他社の応援を頂きながら生産を続ける中、一日も早い一貫生産の再開に向けて、工場建屋及び製造装置の復旧作業を鋭意、続けて参りました。

内容

このたび当社は、復旧作業を進めておりました素条工程製造装置の試運転を開始し、再開した一貫生産による製品品質が従来同等であることを確認頂く評価用サンプル品の出荷を12月中旬より順次開始します。

またBCPを見直し、当社製品をお客様に安心してお使い頂くことを目的として、耐雪対策や耐震対策の強化を実施しました。加えて、「非常時における相互生産委託契約」の締結を同業数社と行い、BCP対策をより強化致しました。