株式会社秋田ケーブルテレビが当社製10G-EPONで商用サービス開始

2016年7月19日

当社は、10G-EPONシステム(以下、FITELWAVE® AGX1000)を株式会社秋田ケーブルテレビ(本社:秋田県秋田市、代表取締役社長:松浦隆一、以下、秋田ケーブルテレビ)へ納入しました。秋田ケーブルテレビは、本年7月より当社の10G-EPONシステムを使用したFTTHによるインターネット接続サービスを開始する予定です。

FITELWAVE® AGX1000 は10G-EPON OLT(注1)でありながら、国内最小サイズを実現しており、小規模な拠点から大規模な拠点までを同一の装置で構築できることと、現在広く普及している1G-ONU のサービスと10G-ONU のサービスとの混在が可能である点が評価され、秋田ケーブルテレビに採用されました。当社では、コンシューマ用10G-EPON 端末装置の開発を進めており、今後も高速大容量通信を実現するFTTH インフラの構築に貢献してまいります。 
FITELWAVE® AGX1000

FITELWAVE® AGX1000

FITELWAVE® AGX1000導入メリット

  1. 既設1G端末を有効活用
    当社の10G-EPON システムは、これまで導入されている1G-ONU『AG20E』、『AG20F』、『AG20R』など従来のD-ONU の接続性を確保しています。接続可能な1G-ONUは、プライマリー電話認定を10G-EPON でも取得していますので、OLT 更新を行っても端末交換することなくこれまでのサービスを継続できます。
  2. 10G対応D-ONUのラインナップ
    電話サービスが不要な公共施設や企業などへの10Gbpsサービスは、7月末リリースのエンタープライズ用10G-ONUを利用できます。今後、プライマリー電話認定を取得予定のコンシューマ用10G-ONUも開発を進めています。
  3. 国内最小サイズを実現
    10G-EPONはポートあたり最大128台のONUを接続し、EIA3U型サブラックに最大24ポートの10G-EPONポートの実装が可能で、EIA3Uあたり最大3072台のONUを収容可能です。

(注 1)OLT
光ファイバによる通信ネットワークで、通信事業者側に設置される終端装置。OLTは、電気信号から光信号へ変換するなどの機能がある。OLTに対して、加入者に設置される終端装置は、ONU(Optical Network Unit)という。