電子情報通信学会からフェローの称号を授与
〜通信用高効率半導体レーザの開発への貢献が認められる〜

2017年3月28日

当社研究開発本部情報エネルギー研究所シニア・フェローの粕川秋彦は、2017年3月24日に名城大学で開催された2017年電子情報通信学会全国大会において、電子情報通信学会フェローの称号を授与されました。 本贈は、「高出力半導体励起レーザ開発と光通信の大容量化」への貢献が認められたものです。

内容

当社シニア・フェローの粕川秋彦は、エルビウムドープ光ファイバ増幅器用途として、高効率半導体レーザの開発に従事し、2000年代初頭から広帯域波長可変レーザの技術開発にも取り組み、それらの技術及び製品は世界の光通信システムに幅広く適用されてきました。
中でも広帯域波長可変レーザは、デジタルコヒーレント光通信ステムで必須デバイスとなっている狭線幅波長可変レーザへと展開され、現在、当社製デジタルコヒーレント通信用狭線幅波長可変光源(ITLA)は世界トップシェアを獲得しています。

今回の贈呈に対して粕川シニア・フェローは、「大変名誉な電子情報通信学会フェロー称号を受賞し、誠に光栄に存じます。本贈呈は、一緒に開発を進めてきた関係者の協力の上で得られたものであり、皆様に深く感謝いたします。今後も、これまでの経験を活かし、半導体レーザの開発や半導体レーザが切り開く応用分野でも貢献していく所存です。」と述べました。

「電子情報通信学会フェロー表彰制度」は、本学会への貢献が大きく且つ学問、技術または関連する事業に関して功績が認められる成員に対してフェローの称号の証を贈呈するものです。
粕川は2008年に米国電気電子学会(IEEE)、2013年に応用物理学会のフェロー称号を授与されています。

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