メキシコ大手通信キャリア izzi telecom社とFTTH化大型案件を契約

2018年12月10日

古河電工グループのFurukawa Electric LatAm S.A.(ブラジル連邦共和国パラナ州 社長;Foad Shaikhzadeh、以下 FEL社)は、光ケーブル、光接続関連製品の供給およびそれらの敷設や設計に関するトレーニングを含めたFTTHネットワーク化のためのトータルソリューションを提供する2年間の契約をメキシコの大手通信キャリアizzi telecom社(注1)との間で締結いたしました。

内容

FEL社が本案件で提供する”Furukawa Electric Pre-connectorized Cascade(注2) System” (FTTHソリューション)の最大の利点は、他のFTTH化技術と比較して、コネクタ付光ケーブルの適用により、煩雑な融着接続を不要とし、より迅速にネットワークの構築ができるようにしたことに加え、ネットワークの拡大に合わせた追加の敷設が可能なシステム(pay-as-you-grow)であることです。
本案件は、メキシコのモンテレイ(ヌエボ・レオン州の州都)からスタートし、既存の同軸ケーブルと光ケーブルの両方を用いたHFC (Hybrid Fiber Coax) ネットワークを光ケーブルのみを用いたFTTHネットワークに替えるもので、光ケーブルの総延長は8,000km、最大1.6百万加入に対応する予定です。

コネクタ付低摩擦光ドロップケーブル

コネクタ付低摩擦光ドロップケーブル

(注 1)izzi telecom社は、30,000km以上の光ファイバケーブルと77,000km以上の同軸ケーブルのネットワークを通じて、メキシコの29州の60以上の都市でサービスを提供しています。

(注 2)Cascadeとは、LANなどのネットワークで用いられるケーブルの接続方法のひとつで、接続を中継する装置(ハブ)どうしを直列に接続することで端末数を増やす接続法のことです。