EVエコランに自作マシンで参戦
~ 実践を通じて次世代を担う技術者を育成する ~

2019年11月15日

古河電気工業株式会社は、11月2日に開催されたEVエコラン・2019 NATS EV競技会(会場:千葉県成田市 日本自動車大学校)に当社の自作マシンで参戦しました。自ら考えながら作り、実際に走らせることで開発することの楽しさを体感する場を通して、次世代の技術者の育成に取り組んでいます。

背景

EVエコランは同じ容量の電池で時間内にどれだけ遠くまで走れるかを競う省エネレースであり、モータの効率、車重の軽量化、チームワークなど総合的な力が試されます。設計段階から実際の競技までの実践を通じて、基本的な技術の習得と開発する喜びを体験できることから、当社研究開発本部では、自動車・エレクトロニクス研究所や古河AS㈱(本社;滋賀県犬上郡甲良町尼子1000)などの若手技術者を集めてチームを編成し、今年で2年目の参戦となりました。

内容

11月2日 2019 NATS EV 競技会 (2時間走行)

場所 日本自動車大学校 Automotive Park (NATSサーキット ; 1周 1,110m) 
エントリーチーム数 20チーム
優勝チームの走行周回数 53周
当社チームの走行周回数 35周

Furukawa Electric Institute of Technology Ltd. (本社;ハンガリー ブダペスト) の空気力学シミュレーションにて設計した車体形状や、古河ASのアルミ電線搭載による軽量化など、当社グループの技術を活用したオリジナル車両にて参戦。1戦ごとに課題を分析し、その反省からの気づきが、次なる挑戦の意欲を掻き立てるというよい循環が生まれ、グループ全体の求心力の向上(One Furukawa)につながっています。当社は10月6日に開催されたEVエコランで「古河電工賞」を授与しましたが、自ら参戦することで、グループ会社を含めた人材育成と省エネ技術開発に継続的に取り組んで行きます。

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