2022年 社長 小林 敬一 年頭所感
~ 社員向け要旨 ~

2022年1月4日

  • 「古河電工グループ ビジョン2030」達成によるSDGs達成への貢献
  • 従業員の皆さんへ3つのお願い:安全・健康最優先、ものづくりの「総合力」向上、組織で「やり切る力」の向上

あけましておめでとうございます。
昨年は、2020年から続いて新型コロナウイルス感染症の流行が世界各地に大きな影響を与えました。そのような中、しっかりと感染防止対策を取り、お客様への製品の供給と事業の継続を行なってきた皆さん、本当にありがとうございます。
さて、新型コロナの影響により、テレワーク等のデジタル化が進み、またサプライチェーンを見直す動きが起こるなど、社会全体が大きく変わってきました。そのような環境変化の中、当社グループは社会に生かされてきたグループから自ら価値提供をして、積極的に変革する企業グループに変わることが必要です。

グループ理念とSDGs — 「古河電工グループ ビジョン2030」の達成に向けて

今年は2022年、2030年のSDGs(「持続可能な開発目標」)達成まで残り8年となりました。古河電工グループは、「世紀を超えて培ってきた素材力を核として、絶え間ない技術革新により、真に豊かで持続可能な社会の実現に貢献すること」を基本理念としています。そして、当社グループのDNAは、創業者である古河市兵衛が語った「従業員を大切にせよ、お客様を大切にせよ、新技術を大切にせよ、そして社会に役立つことをせよ。」にあります。この考えは、国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)に繋がり、環境、社会、ガバナンスに配慮したESG経営そのものであると考えています。古河電工グループ ビジョン2030は、2030年のありたい姿を我々のゴールとして作り上げたものであり、目指す方向はSDGsと一致しています。
SDGsの達成に向け、世界では、気候変動・カーボンニュートラルへの対応や人権問題がますます注目されてきています。これらの課題はどれも簡単なものではありませんが、我々もビジョン2030を達成することで、これらの課題解決に貢献していきましょう。

従業員の皆さんへ3つのお願い

安全・健康最優先

新型コロナにより、健康の尊さを改めて実感しました。安全と健康は私たちが活動をする上での基本ですので、十分留意して過ごしてください。
なお、工場で安全に働くためには、「想定ヒヤリ力」が欠かせません。これは一見して危険だとは気が付きにくいところに気付く力のことです。一人ひとりが危険個所への感度を上げるとともに、日頃の対話を通して色々な方の目と頭で危険個所をとらえ、安全な職場環境を作り上げていきましょう。

ものづくりの「総合力」の向上

我々は今、急激かつ大きな事業環境の変化に直面しています。昨年は半導体不足や原材料の供給不安をはじめ、原材料価格の高騰、物流の停滞や物流費の高騰などが起きました。このような状況の中で勝ち残るには、変化に適切に対応できる力をつけることが必要です。現場力、調達力、マーケティング力、経営力などの様々な力、すなわち「総合力」を向上させるべく、一人ひとりが現状に満足せず、成長していきましょう。

組織で「やり切る力」の向上

孤軍奮闘するのではなくチームで課題に取り組むとともに、アジャイルにPDCAサイクルを回してやり切ることが大切です。そして、失敗を恐れず、小さい成功を積み重ねることでより大きな成果につなげていきましょう。チームで一段高い目標に果敢にチャレンジしましょう。

古河電工グループのSDGsへの取り組み

当社グループは、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に置き、2030年をターゲットとした「古河電工グループ ビジョン2030」を策定して、「地球環境を守り、安全・安心・快適な生活を実現するため、情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る。」に向けた取り組みを進めています。ビジョン2030の達成に向けて、中長期的な企業価値向上を目指すESG経営をOpen,Agile,Innovativeに推進し、SDGsの達成に貢献します。

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