当社温室効果ガス削減目標がSBT 1.5℃の認定を取得
~ 2050年カーボンニュートラルを目指し、温室効果ガス排出量削減目標を引き上げ ~

2023年8月3日

  • 国際的な環境イニシアチブであるSBTiより、1.5℃の認定を取得
  • 2050年カーボンニュートラル実現を目指し、2030年の温室効果ガス排出量削減目標を引き上げ
  • 「古河電工グループ ビジョン2030」およびSDGs達成に向け、引き続きESG経営を推進

古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区大手町2丁目6番4号、代表取締役社長:森平 英也)は、当社の温室効果ガス出量削減目標をSBTi(Science Based Targets Initiative)に申請し、SBT 1.5℃(注1)の認定を取得しました。

背景

当社グループは、「古河電工グループ ビジョン2030」(以下、ビジョン2030)の達成と、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、ESG(環境・社会・ガバナンス)を基軸とした中長期的な企業価値向上を目指すESG経営の強化に取り組んでいます。2021年3月に「古河電工グループ 環境ビジョン2050」を策定し、2050年に温室効果ガス排出量(スコープ1、2)ゼロを目指すことを宣言しました。2022年7月にSBT WB2.0℃(注2)の認定を取得していましたが、2030年の目標を改定し、SBTiに1.5℃の認定を申請していました。

内容

当社グループは、以下の温室効果ガス排出量の削減目標に関してSBTiから1.5℃認定を取得しました。

  • スコープ1とスコープ2で2030年までに2021年比で温室効果ガス排出量を42%削減
  • 購入した商品やサービス、および販売した製品の使用からのスコープ3温室効果ガス排出量を2030年までに2021年比で25%削減

スコープ1:自社での燃料の使用や工業プロセスによる直接排出
スコープ2:自社が購入した電気・熱の使用に伴う間接排出
スコープ3:バリューチェーンを含む事業活動におけるその他の間接排出

今後も事業所や工場における省エネ活動はもとより、一世紀にわたり継続利用している水力発電の有効活用や太陽光発電等の再生可能エネルギーの導入を進めます。2050年カーボンニュートラル実現に向けて温室効果ガス排出量ゼロを目指し、環境目標2030達成に向けた取り組みをバリューチェーン全体で推進していきます。

(注 1)SBT 1.5℃:世界の気温上昇を産業⾰命前より1.5℃に抑える科学的根拠に基づいた温室効果ガス削減目標

(注 2)SBT WB2℃:世界の気温上昇を産業⾰命前より2℃を⼗分に下回る⽔準に抑える温室効果ガス削減目標

SBTi(Science Based Targets Initiative)

SBTiは、WWF、CDP(旧カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)、世界資源研究所(WRI)、国連グローバル・コンパクトによる共同イニシアチブです。企業に対し、気候変動による世界の平均気温の上昇を、産業革命前と比べ、1.5度に抑えるという目標に向けて、科学的知見と整合した削減目標を設定することを推進しています。たとえば2050年といった長期的視点に基づいた、企業の温室効果ガスの削減に関するビジョンや目標を設定することを重視・推奨しています。


関連ニュースリリース(気候変動に対する当社の取り組みと評価)

古河電工グループのSDGsへの取り組み

当社グループは、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に置き、2030年をターゲットとした「古河電工グループ ビジョン2030」を策定して、「地球環境を守り、安全・安心・快適な生活を実現するため、情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る。」に向けた取り組みを進めています。ビジョン2030の達成に向けて、中長期的な企業価値向上を目指すESG経営をOpen,Agile,Innovativeに推進し、SDGsの達成に貢献します。

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関連リンク