NICT「革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業」
令和7年度社会実装・海外展開志向型戦略的プログラムに採択
~ フォトニクス技術の深化で次世代システムの構築へ貢献 ~

2025年7月9日

古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区大手町2丁目6番4号、代表取締役社長:森平英也)は国立研究開発法人情報通信研究機構(以下、NICT)が公募した「革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業」令和7年度社会実装・海外展開志向型戦略的プログラムの「研究開発プロジェクト③:1.6Tbps級光トランシーバの統合プラットフォーム技術に関する研究開発プロジェクト」に採択されました。

背景

Beyond 5G(6G)への移行やクラウド化推進によりデータ量が増加しており、更にそれを上回るスピードで近年の生成AI技術の進展、およびそれを活用した多様なサービスの急速な普及が進んでいます。これにより今後データ量および流通量の飛躍的な増加が見込まれており、特に生成AIを支える大規模AIデータセンタ間のデータ流通量の増加に対応するため、これらを接続する光ネットワークの大容量・高速化が必要となります。
この度公募された「革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業」令和7年度社会実装・海外展開志向型戦略的プログラムの「研究開発プロジェクト③:1.6Tbps級光トランシーバの統合プラットフォーム技術に関する研究開発プロジェクト」では、データセンタ間のAPN(All Photonics Network)接続に適用される1.6Tbps対応プラガブルコヒーレントトランシーバと当該システムに必要なキーデバイスを開発します。そしてこれらのデバイスの要素技術を統合し、次世代プラガブルコヒーレントトランシーバの統合プラットフォーム技術として確立することにより、我が国の光伝送技術に関する競争力強化および産業基盤の高度化に貢献します。

内容

当社はコア技術のひとつであるフォトニクス関連の知見を活かし、1.6Tbps級プラガブルコヒーレントトランシーバを実現するための波長可変レーザアセンブリおよび光増幅器の高密度実装技術の開発を行います。なお、本プロジェクトの期間は原則4年間(2028年度まで)です。

関連ニュースリリース

古河電工グループのSDGsへの取り組み

当社グループは、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に置き、2030年をターゲットとした「古河電工グループ ビジョン2030」を策定して、「地球環境を守り、安全・安心・快適な生活を実現するため、情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る。」に向けた取り組みを進めています。ビジョン2030の達成に向けて、中長期的な企業価値向上を目指すESG経営をOpen,Agile,Innovativeに推進し、SDGsの達成に貢献します。

ニュースリリースに記載されている情報は、発表日現在のものです。仕様、価格、サービス内容などの情報は予告無しに変更される場合があります。あらかじめご了承ください。