安岡知道、茅原崇、西井諒介、松永啓伍、繁松孝

概要

古河電工のシングルモードファイバレーザは,小さいコア径と高いビーム品質により,高いパワー密度を利用して低出力ながら熱影響の少ない高アスペクト比の加工をすることができる。またマルチモードファイバレーザは,その高出力を利用することで鉄材に対して10 mm以上の溶け込み深さを得ることができる。
また,一般的なファイバレーザでは溶接加工欠陥や加工部周辺の汚損の原因となるスパッタが多量に発生してしまう。これに対して,我々はビームモード制御技術の開発を進めることで,スパッタの抑制と加工欠陥の発生減少に成功した。

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