新型の小型多心光ファイバ融着接続機S001M4を2023年1月発売
~ 業界最軽量の小型化と従来機比1.2倍の高速接続で光回線工事の効率化に貢献 ~

2022年12月1日

  • 新型の小型多心光ファイバ融着接続機「S001M4」を2023年1月より発売
  • 業界最軽量の750g(従来機比 約25%減)、従来機比 体積約20%減の小型化を実現
  • 従来機比1.2倍の高速接続、耐落下衝撃/耐環境性能も向上し、光回線工事の効率化に貢献

古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区大手町2丁目6番4号、代表取締役社長:小林敬一)は、国内市場に向けて新たに開発した小型多心光ファイバ融着接続機「S001M4」を2023年1月より発売します。S001M4は、業界最軽量の750g(従来機比 約25%減)の軽量化と、従来機と比べ体積約20%減の小型化を実現しました。また、従来機と比較して1.2倍の高速接続が可能で、光回線工事の作業効率化に貢献します。

背景

テレワークの普及や動画配信サービスの利用拡大も相まって、高速で安定した光回線通信の需要が高まり、国内市場においては、2010年以降FTTHユーザの増加にともない架空引込工事や宅内引込工事が増加しています。架空引込工事では電柱の上など限られたスペースで作業することから、ドロップ融着機能を有した小型の多心光ファイバ融着接続機のニーズが高まっており、当社はNJ001M4小型多心光ファイバ融着接続機の後継機として、お客様のニーズに対応したより小型で軽量な多心光ファイバ融着接続機の開発を行いました。

内容

S001M4は、単心、2心、4心テープの光ファイバ心線を接続できる小型の融着接続機です。置いても手で持っても使いやすいT字薄型フォルムを採用し、2.8インチのタッチパネルモニタと必要最低限のボタンで迷うことなく直感的な操作が可能です。当社の原点となる銅を配色したデザインでイメージを一新しています。また、従来より小型・軽量でありながらも耐落下衝撃性能と、防塵・防滴の耐環境性能を備えており、架空接続作業に求められる機能性と携帯性を兼ね備えています。

主な特性
適応光ファイバ(注1) SMF(ITU-T G.652.B,D)、MMF(ITU-T G.651)、DSF(ITU-T G.653.A)、NZ-DSF(ITU-T G.655)、BIF(ITU-T G.657.A1,A2)
接続可能心線数 単心、2心、4心
寸法 120W×165D×65H mm(衝撃緩衝材、突起物含まず)
質量 750g以下(バッテリ含む)
電源 AC:100~240V(50/60Hz) DC:11~24V
バッテリ種類 リチウムイオン電池

耐落下衝撃性能/耐環境性能(注2)
落下衝撃 高さ76cmからの垂直落下試験(底面1面)を実施し、正常動作することを確認
衝撃保護 IK07等級 500gの重りを40cmの高さから装置上に落下させた後、正常動作することを確認
防塵 IP5X等級 粒径25μm以下の塵埃が入った装置に8時間入れた後、正常動作することを確認
防滴 IPX2等級 3mm/分の水滴を15度傾けて4面×2.5分以上曝した後、正常動作することを確認

(注 1)ITU-T勧告に準じた光ファイバに対応します。

(注 2)風防を閉じた状態で試験しており、本製品の無破損・無故障を保証するものではありません。

小型多心光ファイバ融着接続機「S001M4」

古河電工グループのSDGsへの取り組み

当社グループは、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に置き、2030年をターゲットとした「古河電工グループ ビジョン2030」を策定して、「地球環境を守り、安全・安心・快適な生活を実現するため、情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る。」に向けた取り組みを進めています。ビジョン2030の達成に向けて、中長期的な企業価値向上を目指すESG経営をOpen,Agile,Innovativeに推進し、SDGsの達成に貢献します。

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