折り畳み式コンパクト止水板「F-Shield ™」を発売
~ 水害時の浸水対策の止水板で、簡単施工と保管時の省スペース化を実現 ~

2022年6月28日

  • 水害時の浸水対策として注目される樹脂製止水板で、当社技術を活用した折り畳み式の製品を開発
  • 事前の工事不要で、災害時にはワンタッチで誰でも簡単に組み立て可能。連結式で幅広い間口に対応
  • 保管時や輸送時は、折り畳み式により厚さ80mmの省スペース化を実現。軽量で持ち運びも容易

古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区大手町2丁目6番4号、代表取締役社長:小林敬一)は、水害時における家屋やビル・店舗・工場など建物内への浸水対策として、折り畳み式コンパクト止水板「F-Shield ™」を開発し、2022年7月より販売を開始します。

背景

近年、台風やゲリラ豪雨などによる建物内への浸水被害が増加しています。従来、浸水対策には土嚢(どのう)が一般的に用いられてきましたが、土嚢は1袋あたり15~20kgと重く、袋に土を詰める作業も必要なことから、突発的な大雨の際には設置が間に合わず被害拡大に至るケースも発生しています。また、土嚢は使用後に産業廃棄物となることから環境面でも課題があります。これら課題の解決に向けて、事前の工事を必要とせず軽量で簡単に設置できる樹脂製止水板が注目を集める一方で、これまでの樹脂製止水板は大型で搬送性や保管場所確保の面で課題を残していました。特に、都市部など保管場所が限られる環境下においては省スペース化した製品が求められています。

内容

当社は、長年培ってきた樹脂成型技術と施工簡略化設計技術を組み合わせることで、折り畳み式コンパクト止水板「F-Shield ™」を開発しました。本製品は折り畳み式で、棚や狭い場所でも保管可能であり、搬送も容易です。また、軽量性に加えてワンタッチで組み立てができるため、突発的な大雨の際にも速やかに設置できます。幅広い間口に対して製品を連結して設置し、連結部にはそれぞれ最大50mmの横幅調整機能を有しているため様々な間口サイズに設置可能です。

製品仕様

止水高さ 500mm
製品寸法 使用時 H510×D680×W580mm
保管時 H80×D680×W580mm
重量 5.8kg
材料 本体 ABS樹脂
金具 ステンレス

製品イメージ

当社は今後も環境に配慮した製品の開発を通して、防災・減災/災害に強い街づくりなど、安全・安心・快適な社会の実現に貢献してまいります。

F-Shieldの詳細

『F-Shield』は古河電気工業株式会社が商標登録出願中です。

古河電工グループのSDGsへの取り組み

当社グループは、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に置き、2030年をターゲットとした「古河電工グループ ビジョン2030」を策定して、「地球環境を守り、安全・安心・快適な生活を実現するため、情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る。」に向けた取り組みを進めています。ビジョン2030の達成に向けて、中長期的な企業価値向上を目指すESG経営をOpen,Agile,Innovativeに推進し、SDGsの達成に貢献します。

製品に関するお問い合わせ

ニュースリリースに記載されている情報は、発表日現在のものです。仕様、価格、サービス内容などの情報は予告無しに変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

関連リンク