「グローバル・ブレイン8号ファンド」への投資契約を締結
~ スタートアップ企業との連携による新事業、新製品・サービスの創出と社会実装を目指して ~

2021年12月20日

  • 新事業創出強化のため、ベンチャーキャピタルファンド「グローバル・ブレイン8号ファンド」へ出資
  • スタートアップ企業との共創による新事業創出を強化
  • 古河電工グループビジョン2030の達成とSDGs達成に向けて社会課題に対応

古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区大手町2丁目6番4号、代表取締役社長:小林敬一)は、新事業創出の加速を目的とし、グローバル・ブレイン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:百合本安彦、以下「グローバル・ブレイン」)が組成・運営する「グローバル・ブレイン8号投資事業有限責任組合」(以下「GB8号ファンド」)への投資契約を締結しました。

背景

当社は、古河電工グループビジョン2030の達成とSDGs達成への貢献に向けて “open, agile, innovative”に、様々な社会課題に対応する新事業創出を進めています。当社が既に進めている新事業創出領域である、社会インフラDX(デジタル・トランスフォーメーション)、ライフサイエンス、宇宙などの各領域においても技術革新が進んでおり、近い将来、新たな市場形成の進展や新製品・サービスの展開が予想されます。一方で、こうした領域での事業創出を図るためには、社外パートナーとの連携を通じた高度なハードウェア・ソフトウェア・ビジネスモデルの集積とともに、パートナー選定自体も成功を左右する要素になります。当社はこれまでにも、AIを中心とするDX人材育成のためのラーニングプラットフォームを提供する株式会社アイデミーや高度な光学測定プラットフォームを開発するアトナープ株式会社への出資に代表される、優れた技術やソリューションを保有するスタートアップ企業との連携を進めてきました。

内容

当社は、グローバル・ブレインが組成するGB8号ファンドへLP(Limited Partner)出資を行い、スタートアップ企業との連携を軸とする新事業創出を強化します。GB8号ファンドは、IT関連の企業およびグローバル経済の活性化につながる有望な領域のビジネスを営むスタートアップ企業を投資先とするベンチャーキャピタルファンドで、ハンズオン(注1)によるファンド投資先支援を行う一方、ファンド出資者に対しては、優れたスタートアップ企業との協業支援や新事業創出に向けた助言も提供します。当社にとっては、新事業創出おける選択肢が広がり、社内外のネットワーク強化につながることが期待されます。
当社は、GB8号ファンドが持つ各種機能を活用し、当社が既に進めている新事業創出領域である社会インフラDX、ライフサイエンス、宇宙の各種領域に加え、当社コア技術(メタル・ポリマー・フォトニクス・高周波)を活用して長期的な社会課題解決に寄与できる各種領域において、新事業創出の強化を図ります。また、グローバル・ブレインが提供する交流基盤を活用し、国内外のスタートアップ企業やパートナー、ステークホルダーとのネットワーク強化も推進し、特に連携を図るべきスタートアップ企業が見出された場合には、当社からの直接出資も積極的に行い関係を強化する方針です。

新事業領域の関連情報

グローバル・ブレインについて

グローバル・ブレインは、日本最大のベンチャーキャピタルとして国内外での豊富な投資実績があり、フラッグシップファンドおよびCVC(注2)ファンドを通して投資関連業務を行っています。

会社名 グローバル・ブレイン株式会社
資本金 1億円
代表者 百合本 安彦
事業内容 ベンチャーキャピタル事業
従業員数 92名
本社所在地 東京都渋谷区桜丘町10番11号
海外拠点 米国(サンフランシスコ、ニューヨーク)、韓国(ソウル)、シンガポール、英国(ロンドン)、インドネシア(ジャカルタ)、中国(上海)
URL http://www.globalbrains.com

(2021年1月1日現在)

グローバル・ブレイン8号投資事業有限責任組合(GB8号ファンド)について

名称 グローバル・ブレイン8号投資事業有限責任組合
設立日 2021年9月30日
存続期間 10年
無限責任組合員 グローバル・ブレイン株式会社

(注 1)ハンズオン:投資家が投資先に対して役員等の派遣により経営に関与し積極的に支援を行う経営・投資方針のこと

(注 2)CVC(コーポレートベンチャーキャピタル):事業会社が自己資金でファンドを組成し、主に未上場の新興企業に投資や支援を行う活動組織


(注) 『みちてん』は日本における古河電気工業株式会社の登録商標、『Tellumino』は日本における古河電気工業株式会社の商標です。


古河電工グループのSDGsへの取り組み

当社グループは、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に置き、2030年をターゲットとした「古河電工グループ ビジョン2030」を策定して、「地球環境を守り、安全・安心・快適な生活を実現するため、情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る。」に向けた取り組みを進めています。ビジョン2030の達成に向けて、中長期的な企業価値向上を目指すESG経営をOpen,Agile,Innovativeに推進し、SDGsの達成に貢献します。

ニュースリリースに記載されている情報は、発表日現在のものです。仕様、価格、サービス内容などの情報は予告無しに変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

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